取材

ジバニャン・歩き遍路・いちご狩りと謎イベントが揃った「ぷち★アソビ Vol.3」レポート


5月と10月に開催されているアニメイベント「マチ★アソビ」の番外編的な存在の「ぷち★アソビ」Vol.3が3月14日・15日に徳島で開催されました。名前こそ「ぷち」を名乗っていて、イベントの数自体も少ないものの、通常の「マチ★アソビ」ではできないようなイベントが組まれているのが特徴的です。

マチ★アソビ vol.14 2015.05.03~05.05開催
http://www.machiasobi.com/

ぷち★アソビスケジュール

・目次
◆全体的なイベント風景
◆眉山中腹ミニ四国八十八箇所 あるきおへんろ
◆TEAM OHENRO。トークショー&ライブほか
◆ジバニャンバラエティショー
◆Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #13(第14話)先行上映
◆中村繪里子さん ぷち★アソビトークイベント その1(大住いちご園)
◆コスプレ行列
◆中村繪里子さん ぷち★アソビトークイベント その2

◆全体的なイベント風景
3月14日朝、徳島の天気は雨。


最初のイベントは9時30分スタートですが、それよりも早く整理券の配布が行われるので、ufotable cinema前には行列ができていました。


「おへんろ。」目当ての人は5時、「Fate」目当ての人は5時30分ごろから列を作り始めていたそうです。


9時前の段階で「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」#13先行上映は満席になって立ち見が出ており、一挙上映もほぼ満席。


一挙上映の行われる劇場は人がギッシリ。このあと、立ち見も出ることに。


◆眉山中腹ミニ四国八十八箇所 あるきおへんろ
14日の目玉イベントの1つ「あるきおへんろ」は、「おへんろ。」のキャスト4人(山下七海さん・江原裕理さん・高野麻里佳さん・奥村翔さん)と一般参加者が眉山にある「新四国八十八箇所」を巡るというもの。ホンモノの「四国八十八箇所」は四国中に散らばったお寺を巡礼(お遍路)するものですが、それぞれのお寺から砂を受けて作られたもの。健脚なら1時間30分もかからないぐらいのコースだそうです。

ということで、阿波おどり会館の隣にある天神社からスタート。


キャストが先導するような形です。


これは、眉山山頂までの登山ルートと一部重なっています。

山なのにイベントのメイン会場になっている眉山、なぜ山でイベントをするのか考えつつ登山してみた


ずんずん進んでいくキャストと「おへんろ。 高知編」のDVDを購入して参加した80名。キャストは2名1組になっていて、参加者とトークをしています。


みんなの装備はわりとまちまちです。


登りはじめて30分ぐらいで徳島の1番・霊山寺があります。合掌して、礼。場所によっては複数のお寺が並んでいることもあります。


これを、お遍路と同じように回っていくわけです。


「クレヨンしんちゃん」っぽい空海……?


このあたりはずっと舗装路を歩いていくので、わりと楽ちん。ちなみに、この写真中央にある階段を上がっていくと展望台があります。


しかし、実際のお遍路がそうであるように楽な道のりだけではなく、後半には山道が待ち構えていました。


こういう厳しいルートということもあって、今回はボランティアスタッフとして消防団員の方も参加してくれていました。

ぷちアソビ情報:歩きおへんろ。まじ消防士がボランティアで参加してくれました。#ufotable pic.twitter.com/IV4vSPEISf

— 近藤光(ufotable) (@hikaruufo)

80名でぞろぞろと移動するのはなかなか大変でしたが無事、八十八番に到着。


ただ、ここから阿波おどり会館まで町中をテクテクと戻ることになります。経験者いわく「一度達成感を得ているので『この上、さらに歩くのか……』とちょっと辛くなる」とのことでしたが、今回参加した人はここもキャストとのトーク時間だったので、むしろ幸せな時間だったかも。


天神社まで戻ってきて、記念撮影。トータル2時間超、約5.5kmの道のりでした。


◆TEAM OHENRO。トークショー&ライブほか
このあと、「おへんろ。」のキャスト3名はトークショーとライブを実施。


トークの中ではスマートフォン向けアプリ「舞台めぐり」に「おへんろ。」が加わったことや、ファミ通コミッククリアで連載中のコミック版「おへんろ。」第4話が公開されたこと、DVD第3巻・愛媛編の発売が決定したことなどが発表されました。

さらにはスペシャルゲストとして蔵本日乃出の4代目が登壇、4人をモチーフにしたお菓子を披露しました。、ちわ・まお・めぐみはこのあと30セット限定で販売が行われました。当然ながら、あっという間に行列ができて完売。


サンプルはこんな感じ。また、先達さんのものも作られていたのですがワンオフだったとのこと。


4人おそろいの写真を奥村さんがアップしています。

四人一緒! pic.twitter.com/fMYa9G6gdW

— 奥村翔 (@sho_oku1011)


映画館では「おへんろ。~八十八歩記~ 夏・私たちも歩いた」の上映があり、ここでもトークイベントを実施。


15日の上映後にはキャスト4人によるお渡し回が行われました。


◆ジバニャンバラエティショー
ここでもジバニャンは人気で、子どもたちがジバニャンを囲んで踊っていました。


◆Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #13(第14話)先行上映
4月から放送が始まるFate/stay night [Unlimited Blade Works]の2ndシーズンに先駆けて、#13(第14話)の先行上映が行われました。

ちなみに、こういった上映は普通はスタッフや関係者に向けて行われたのちに一般のお客さん向けのイベントが行われるもので、#13~#15の一挙上映会が3月28日(土)に予定されていますが、それよりも早く、「まだできあがったばかり」だという映像を持ってアニプレックスの岩上敦宏プロデューサーが徳島へ駆けつけたので、この徳島での上映が「世界最速」のタイミング。

上映前・上映後には制作したユーフォーテーブルの近藤光プロデューサーと、岩上プロデューサーがトークを行いました。1stシーズン放送時に放送するサイズに収めるために泣く泣くカットしている部分があるため、「オリジナルエディション」が存在することが明らかになりましたが、この2ndシーズンでも同様に、いくつかの話数でオリジナルエディションが存在する、とのこと。


士郎が自分のサーヴァントであるセイバーをキャスターに奪われてしまったという1stシーズンラストからの続きで始まる2ndシーズンは、#13から見所十分。特に、凛のリアクションはこれまでの話数以上にかわいいものになっているので、必見です。

◆中村繪里子さん ぷち★アソビトークイベント その1(大住いちご園)
アイドルマスターの天海春香役・宇宙戦艦ヤマト2199の桐生美影役などで活躍している声優の中村繪里子さんは、2014年10月に開催されたマチ★アソビ vol.13の中で「とくしまアニメ大使」に任命されました。そのお仕事の一環として、徳島県の広報用フリーペーパーで使う写真素材を撮影することに。

撮影の舞台になったのは徳島阿波おどり空港近くにある大住いちご園。いちご狩りができるのは、2015年の場合は1月31日から5月下旬までで、2月28日から4月7日までは中学生以上1600円・小学生以上1300円・2歳児以上1000円・1歳児400円。


制限時間は60分、取ったいちごはその場で食べられます。


そんないちごをアピールするように、写真撮影を行う中村さん。


「こんな感じです」と撮影した写真のチェック中に、目線いただきました。


いちごを2つ持ったポーズで撮影中


こんな感じの写真を撮っていたようです。

徳島アニメ大使ひとつめは、大住いちご農園さん♥️おいしくて、楽しくて、嬉しい所でした! 一緒に楽しんでくださったみなさん、足を運んでくださったみなさん、 ありがとうーーー✨ さぁ、次は……??! #machiasobi #マチアソビ pic.twitter.com/zYv1jp4oUM

— 中村繪里子♪5/5WMFライブ♪ (@eriko_co_log)


一通り撮影を終えた後は、ちょっとだけいちご狩りタイム。


このビニールハウスに並んでいるのは「紅ほっぺ」という品種。


粒が大きくて瑞々しいいちごです。


いちごを取り終えたら、隣のビニールハウスでトークイベントが実施されました。まずは先ほど取ったいちごで乾杯。


中村さんはこれまでに何度か徳島に来ていますが、そのたびに「徳島人」という情報誌を買っているそうです。これはお客さんが持ち合わせていた「徳島人」4月号。観光や食の情報とともに「徳島の葬祭事情Q&A」が掲載されていたりするので、徳島に詳しくなりたい人にはピッタリかも。


このあと、いちご園を後にした中村さんは撮影のために徳島中をうろうろすることに。その様子は夕方に行われたトークイベントの中で報告が行われました。


◆コスプレ行列
中村さんがあちこち撮影のたびに出かけているあいだに、すだちくんや妖怪、コスプレイヤーたちによるコスプレ行列が行われました。


三好市山城町から来たという妖怪たち。刃物を持っていたり、鋭い牙を見せていたりして怖そうな雰囲気ですが、音楽に合わせて踊ったりする気のいい妖怪たちです。


それに続くのはコスプレイヤーたち。このショッカーライダーさんはマチ★アソビの会場でよく見かけます。そういえば、14日には仮面ライダースーパー1もいました。


仮装行列というか、なんというか。


とにかくジャンルが幅広くて、平日は静かなアーケードに混沌とした雰囲気が漂っていました。


こちらはコスプレ行列ではありませんが、制服着用の遠坂凛が抽選会のお手伝いをしていました。


おかげで、アーケードはこの人出です。


◆中村繪里子さん ぷち★アソビトークイベント その2
16時30分からのトークイベントは参加希望の人が多数になることが予想されたため、15時に行列を形成して抽選を行うことに。


そして16時30分、呼び込みを受けてステージへ飛び出していく中村繪里子さん。


ゲストとしてすだちくんが登場。


がっしりと握手


トークでは、この日中村さんがやってきたことの報告が行われました。和田乃屋で滝の焼餅を作って食べたそうです。最初はビギナーズラックで上手にできたものの、2つめはそう簡単にはいかなかったようです。


そのときの様子はこんな感じだったそうです。

こねこね。 きゅきゅ。 じわーん。 できたー。 こんな感じで焼餅つくり体験しました! #machiasobi #マチアソビ pic.twitter.com/tQPNj4zuHD

— 中村繪里子♪5/5WMFライブ♪ (@eriko_co_log)


ちなみに、滝の焼餅をお店で注文したときのレポートはコレ。あん入りの薄い餅に菊の模様が入っています。

滝を見ながら焼餅を味わえる甘味処「和田乃屋」の本店に行ってきました - GIGAZINE


2階の客席からは滝と鯉が見られるという、とても雰囲気のいいお店。

抹茶とぜんざいが絶妙にマッチした和田乃屋「抹茶ぜんざい」試食レビュー


さらにトークはフィッシュカツの話題へ。徳島県民はソースにこだわりがあるそうで、徳島出身の近藤プロデューサーや同じく徳島出身で「おへんろ。」「Wake Up, Girls!」などで活躍している声優の山下七海さんももちろんそれぞれにこだわりがあり、山下さんは青じそソースがお好みだとのこと。


「フィッシュカツを食べる会」はTEAM OHENRO。と合流して、ufotable cafeで行われたようです。

ぷちアソビ情報:フィッシュカツを食べる会をufotable cafeで開催中。おへんろチームも合流。 pic.twitter.com/uLBrrJSbbi

— 近藤光(ufotable) (@hikaruufo)


食べ物系トークが続く中、中村さんはいちご、焼餅、フィッシュカツと食べたにもかかわらず、物産展で「密輸か!?」というぐらいの買い物をしたことを告白。しかし、ただ食べ歩いていたのではわけではないと、豊富な徳島知識を披露。徳島には「遊山箱(ゆさんばこ)」という三段重ねの重箱があり、今はほぼ使われなくなったのですが、かつては一家に一つどころか1人一つ持っていた……というような話をしてくれました。もはや「アニメ大使」にとどまらない仕事のような感じも。


今回撮影した写真はフリーペーパーに使われる予定ですが、そのフリーペーパーは「間に合えば」次回のマチ★アソビで配布予定だとのこと。中村さんは、できるなら自分が配布したいと名乗りを上げていましたが、配布イベントが確定したわけではないという点には注意が必要です。


次のマチ★アソビは5月3日(日)から5月5日(火)に開催されます。すでに決定しているイベントの1つがマチ★アソビにはほぼ皆勤参加の声優・市来光弘さんと同じく声優・井ノ上奈々さんの公開結婚式だったりして、いったいどこでどのようにして行われるのか相変わらず予想がつきませんが、ぜひお楽しみに。

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in 取材, Posted by logc_nt

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