セキュリティ

EUとイギリスがロシアの政府系ハッカーらを制裁対象に追加、「ウクライナへの支援は揺るがない」とイギリス外相が明言


EUとイギリスが共同で、ロシア軍情報局(GRU)の将校やサイバー犯罪者ら9名・4団体を制裁対象に加えることを発表しました。このほかにイギリスは単独で、GRUの高官ら24人を含む個人や団体を制裁対象に加えています。

Cyber / Russia: Statement by the High Representative on behalf of the European Union denouncing Russia’s malicious cyber ecosystem targeting the EU, its member states and international partners - Consilium
https://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2026/07/13/cyber-russia-statement-by-the-high-representative-on-behalf-of-the-european-union-denouncing-russia-s-malicious-cyber-ecosystem-targeting-the-eu-its-member-states-and-international-partners/


UK and EU strike Russian cyber networks with new sanctions - GOV.UK
https://www.gov.uk/government/news/uk-and-eu-strike-russian-cyber-networks-with-new-sanctions

EU sanctions Russian GRU military hackers over cyberattacks
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/eu-and-uk-hit-russia-with-first-joint-cyber-sanctions-package/

EU, UK sanction Russian cyberespionage networks over destructive attacks | CyberScoop
https://cyberscoop.com/eu-uk-russian-cyberespionage-sanctions/

EUとイギリスは、ロシアの政府系サイバー脅威集団「Turla」をはじめ複数の集団を率いていた存在がロシア連邦保安庁(FSB)第16センターであることを明らかにしました。


FSBはEUやEU加盟国、その周辺国に対するサイバー攻撃を繰り返しており、特に2010年以降はフランスやドイツ、ポーランド、キプロス、オランダ、オーストリア、スロバキア、ルーマニア、フィンランドで政府ネットワークや重要インフラを標的とした攻撃を行ってきました。近年ポーランドで企図された重要インフラへの攻撃は、もし成功していた場合、暖房が必要となる冬期に50万人が停電に見舞われるところでした。

こうした悪意ある攻撃に対し、EUはGRUの諜報担当者やサイバー犯罪者など9人の個人と4つの団体を対象として、制裁措置を科すことを表明しました。

EU理事会は今回の措置について「ロシアの悪意ある行動を糾弾し、活動に関与した者に代償を科すことで、サイバー空間における説明責任を徹底するという決意を示すものです。ロシアを含むすべての国家は、サイバー空間における責任ある国家行動に関する国連の枠組みとその規範を守り、国際法を尊重すべきです」と述べています。

なお、イギリスはEUが制裁対象とした個人9人・4団体に加えて、GRU高官のヴャチェスラフ・スタフェエフ氏、イワン・セニン氏、イワン・カシヤネンコ氏など24人を含む個人と団体も制裁対象としています。

イギリス側の発表によると、GRUの第29155部隊サイバー部門は企業やサイバー犯罪者と連携し、ロシア全土の大学や教育機関からハッカーやサイバー専門家を勧誘していたとのこと。

29155部隊はアメリカ企業のサービスを利用してウクライナに対するサイバー攻撃を行った事例が知られています。

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イヴェット・クーパー外務大臣は「今回の制裁は、ロシアの国家的侵略を支えているサイバー犯罪ネットワークの根幹を直撃するもので、イギリスとEUはロシアがこうした下請け組織の陰に隠れて身を隠すことはできないという明確なメッセージです。犯罪者の指揮統率から企業を標的とした攻撃、真冬のポーランドの電力網に対する攻撃企図まで、ロシア政府はヨーロッパの安全保障を損なわせようとする試みにおいて、新たな最低水準にまで落ちきっています。イギリスはパートナー諸国とともに、こうした行為を糾弾し続け、我々の回復力を強化し、ロシアがもたらすハイブリッドの脅威に対処していきます。我々がウクライナを支援する姿勢を揺るがすことはできません」とコメントしています。

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in セキュリティ, Posted by logc_nt

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