AMDがAIのメモリ不足を解決するべく「MEXT」を買収、フラッシュメモリをDRAMとして扱う技術

AMDがメモリ関連の技術を開発する「MEXT」を買収したことを2026年6月15日に発表しました。MEXTは安価なフラッシュメモリを高速なDRAMとして扱う技術を開発しており、AIのメモリ不足解消につながることが期待されています。
AMD Acquires MEXT to Advance Memory Optimization
https://www.amd.com/en/blogs/2026/amd-acquires-mext-for-memory-optimization.html
MEXT Predictive Memory
https://www.mext.ai/

AIの開発およびサービス展開には高性能なGPUや高速かつ大容量な揮発性メモリが必要不可欠です。AIブームに伴って揮発性メモリの需要が拡大したことにより、2025年後半からVRAMやDRAMの価格高騰が発生。2026年5月にはAI処理チップのコストの63%をメモリが占める事態にまで至っています。
AIチップのコストの63%がメモリに、GPUよりメモリの方が高い時代へ - GIGAZINE

MEXTは比較的安価な不揮発性メモリであるフラッシュメモリをDRAMとして扱う技術を開発しています。フラッシュメモリはDRAMと比べて低速ですが、MEXTは「アプリケーションより低レイヤーで動作する予測AI」を用いることでフラッシュメモリをDRAMと同等の速度で動作させられるとアピール。MEXTの技術をAIサーバーに導入することでOSから認識できるDRAMの容量を2~4倍に増加させつつコストを50%削減できるそうです。

MEXTのシステムは5分で導入可能であり、ハードウェア側に変更を加える必要はありません。以下の動画ではコマンド1行でメモリ容量を倍増させるデモが示されています。
2X More Memory in 2 Seconds - YouTube

AMDはMEXTを買収することでAIソリューションの提供能力を強化するとのこと。また、メモリシステムとAIインフラストラクチャーに関する専門知識を持つ優秀なチームを迎え入れられることもメリットの1つとしてアピールしています。
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in AI, ハードウェア, Posted by log1o_hf
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