Adobe Lightroom Classic 15.2 のパフォーマンス分析とベンチマーク結果

Adobeの写真編集ツール「Lightroom Classic」の2026年2月にリリースされたバージョン「15.2」でベンチマークを実施した結果が公開されました。
Lightroom Classic 15.2 Performance Analysis | Puget Systems
https://www.pugetsystems.com/labs/articles/lightroom-classic-15-2-performance-analysis/
ベンチマークを実施したのはPCメーカーのPuget Systemsです。
Lightroom Classic 15.2が公開されたのは2月ですが、Lightroom Classicはバージョン15.0以降でエクスポート時に大幅なパフォーマンス低下を引き起こすバグがあったため、Puget Systemsはこの問題が修正されるまでベンチマークの実施を控えていました。このバグはアップデートで「ほぼ」解決されたため、改めてベンチマークが行われています。
ベンチマークの手順は次の通り。まず、単一のカメラから撮影された250枚の写真をインポートし、プレビューを生成せずにインポートにかかる時間を測定します。次に、それらの画像のスマートプレビューを生成するのに必要な時間を測定します。その後、それらの画像をJPEG形式、続いてDNG形式でエクスポートする時間を測定します。この一連の処理を他の3種類のカメラで撮影された写真で繰り返します。続いて複数のフォトセットをインポートし、LightroomのAIツールを使用して被写体選択やスーパー解像度などの処理を実行し、それぞれの処理時間を測定します。最後に、これらの時間をスコアへと変換します。これらを複数のCPUとGPUの組み合わせて実行します。
CPUだけで見た総合スコアは以下の通り。テストした構成の中では「Intel Core Ultra 7 265K」が最高のパフォーマンスを発揮し、次点が「Intel Core Ultra 9 285K」でした。Puget Systemsは「Lightroom Classicのほとんどのアプリケーションは比較的スレッド化が緩やかであるため、コア数の多いプロセッサの有用性は他の多くのアプリケーションよりも低いようです」と分析しています。

AIスコアは「AMD Ryzen 7 9850X3D」が最高。次点が「AMD Ryzen 9 9900X3D」です。

インポートにかかった時間のランキングは以下の通り。「AMD Ryzen 7 9850X3D」と「AMD Ryzen 9 9950X3D」が最も早く4.9秒でした。ただし、いずれも大差はなく、Puget Systemsは「ベンチマークの一般的な誤差範囲内であるため、明確な結論を導き出すことは困難です」と指摘しています。

エクスポートは「AMD Ryzen Threadripper 9970X」「Intel Core Ultra 9 285K」「Intel Core Ultra 7 265K」が1位タイ。いずれも平均20秒でエクスポートします。

Puget Systemsは「Intel Core Ultra 7 265Kは、Lightroom Classic全般において価格に見合った優れたパフォーマンスを発揮するため、ほとんどのワークステーションにおすすめです。投資に抵抗がない方はAMD Ryzen Threadripper 9970Xも検討できますが、ほとんどの写真家にとってはオーバースペックだと考えます。もう一つの選択肢はAMD Ryzen 7 9850X3Dです。これはAIタスクで最高のパフォーマンスを発揮し、私たちがテストしたPhotoshop用CPUの中で最速です。ただし、AIパフォーマンスを求める方は、次の結果で示すように、まずGPUをアップグレードすることをお勧めします」と記しました。
GPUの総合スコアは以下の通り。NVIDIAの「RTX 5090」「RTX 5080」「RTX 5070」が上から順に並ぶという形でした。ただしほとんど差はなく、「RTX 5060」と「Intel Arc B580」がやや劣るという結果に。Puget Systemsは「Intel Arc B580は価格が低いため、価格性能比でみると比較的良好です」とも指摘しています。

AIスコアは以下の通り。「RTX 5070」がやや落ち、「RTX 5070 Ti」が2位に浮上しました。「このデータから、Lightroom ClassicのAIワークフローでは5070 Tiが価格性能比の最適点に位置していると言えます」とPuget Systems。

インポートはGPUアクセラレーションが利用されないため、GPUによる性能差はないと言えるそうです。

エクスポートでもJPEGでは最速と最遅の差は大きいものの、多くのGPUは非常に近い性能で、軽度のCPUボトルネックに達している模様。全てのGPUテストにおいてCPUは「AMD Ryzen 9950X3D」が採用されています。

Puget Systemsは「このデータから、価格性能比のバランスが最も良いGPUはNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiであることが分かります。一方、AIタスクを多用するユーザーにとってはRTX 5090も価値があるかもしれません。予算を抑えたい場合はIntel Arc B580が良い選択肢で、RTX 5060ほど性能を犠牲にせずにコストを抑えることができます」と記しました。
なお、Puget Systemsが使用したベンチマークツール「Puget Bench for Creators」は以下のリンクから無料ダウンロードできます。
Puget Bench for Creators | Puget Systems
https://www.pugetsystems.com/pugetbench/creators/

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in ハードウェア, ソフトウェア, Posted by log1p_kr
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