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LINE・Instagram・Xなどの偽アカウントの価格をまとめたウェブサイトが公開される、「日本のXアカウントは高価」「LINEの偽アカウントは高価」などが丸わかり


X(旧Twitter)などのオンラインプラットフォームではアカウントの売買が行われているのが周知の事実であり、中には大量のアカウントを販売している業者も存在しています。ケンブリッジ大学が公開したウェブサイト「Cambridge Online Trust and Safety Index(COTSI)」では各種アカウントの地域別の販売価格を確認可能で、サービスや地域ごとの傾向を知ることができます。

Price of a 'bot army' revealed across hundreds of online platforms worldwide
https://www.cam.ac.uk/stories/price-bot-army-global-index

SNSアカウントの売買は各サービスの利用規約で禁止されている場合が多く、アカウントの不正作成を防ぐためにSMS認証を必須にしているサービスもあります。しかし、アカウント販売業者はSIMカードを大量に契約して有効な電話番号を多数取得し、各SIMカードを用いて大量のサービスのアカウントを作成して販売しています。このアカウントの価格は地域やサービスによって変化しているとのこと。そんなSMS認証が必要なアカウントの価格情報をまとめたのがCOTSIです。COTSIには以下のリンクからアクセスできます。

Cambridge Online Trust and Safety Index | COTSI
https://cotsi.org/

COTSIにアクセスするとInstagramアカウントの販売情報が表示されます。これらの情報は10件の大手ベンダーに対する調査結果から構築されています。


画面右側には調査によって確認された地域ごとの販売価格と在庫数が表示されています。初期状態では価格順に表示されていて、Instagramアカウントが最も高価な地域は日本でした。アメリカでのInstagramアカウントの販売価格は0.13ドル(約20円)ですが、日本では5ドル(約776円)です。


Xの販売情報も確認してみます。まず、左上の検索ボタンをクリック。


フレーズで絞り込んで目的の「Twitter/X」をクリック。


Xアカウントの販売情報が表示されました。Xも日本が最も高価で、1アカウント当たり2ドル(約310円)です。


LINEアカウントの販売情報は以下の通り。最も高いのは台湾の31.37ドル(約4867円)で、2番目は日本の9ドル(約1396円)でした。


COTSIでは地域ごとの販売情報も確認可能です。日本の情報を知りたいので、地図内の日本をクリック。


画面右側に各種サービスの情報が表示されます。日本ではLINEとWhatsAppの価格が最も高いことが分かります。


なお、COTSIでは偽エンゲージメントに関する調査結果も後日公開される予定です。

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in ネットサービス, Posted by log1o_hf

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