ハードウェア

「手袋タイプの片手キーボード」の設計図が公開される、キーを打ちながらコーヒーを飲むことも可能


最小限の指の動きだけでキーを入力できるキーボードが誕生しました。設計図がGitHubで公開されていて、誰でもマネして作ることができます。

GitHub - mafik/keyer: Firmware & goodies for making a KEYER (one-handed chorded keyboard).
https://github.com/mafik/keyer


mafik氏が作ったのは、「キーヤー」と呼ばれるコード付きキーボードです。キーヤーは2つ以上のキーを同時押しすることで1つの文字を入力するタイプのキーボードで、少ないキーでより多くの文字を打つことができるのが特徴です。キーヤーの一種を実際に動かしている様子は以下の動画で確認できます。

Typeware 2025 prototype at work - YouTube


mafik氏のキーヤーはこんな感じ。mafik氏いわく「ホームポジションのキーだけをずっと打っているような感覚」とのことで、片手で飲み物を持ちながらキーを打つこともできます。


キーを手袋に後付けしているようなものなので、キーだけを外すことができ、ある程度手を自由に使えます。片手だけで親指3キー、人差し指2キー、中指2キー、薬指2キー、小指1キーで最大215種類のコード表現が可能で、レイアウト最適化ツールで調整も容易。このレイアウト最適化ツールは人間工学に基づいて押しにくい指の組み合わせを回避するそうです。

バッテリー駆動式で、1回の充電で数カ月使用可能。特徴的なのが、このようなツールでよく使われる3Dプリンターの素材ではなく「粘土」を利用するところ。自作なら50ドル(約7600円)以下で完成します。

GitHubでは製作に必要な材料や手順が紹介されています。推奨手順では数日かけて作るようで、「1日目」「2日目」「3日目」の手順が細かく紹介されていました。


Hacker Newsに降臨したmafik氏によると、まだ慣れてはいないものの、1分間に20ワードほど打てるそうです。

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in 動画,   ハードウェア, Posted by log1p_kr

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