「ゴジラに見える木」は松本市の雪の中に静かに立っていた

「木が作り出す形状が何かに見える」というのはよくあるもので、いろいろなところに「ゴジラっぽい木」というのはあるものです。その1つが、映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督の出身地・長野県松本市にあるので、見に行ってきました。
場所はココ。松本市内と上高地方面を結ぶ国道158号線沿いです。
今回は公共交通機関で向かうため、国道158号線に沿って走るアルピコ交通上高地線を利用します。

2025年3月をもって定期運用を外れた3000系電車の最終盤の姿。

「ゴジラに見える木」はちょうど下島駅と波田駅の間あたりにあるので、今回は下島駅から歩いて行くことにしました。駅からの距離はそれぞれ徒歩10分少々といったところです。

気温0度、雪の降る中を西へ進みます。下島駅からしばらくは車道の両側に歩道があるのですが、セブンイレブンのあたりから歩道は北側だけになります。車通りがかなり多いので横断時には要注意。

進行方向左手側の建物の並びが途切れて、遠くに木が見えてきました。

これが「ゴジラに見える木」。右向きで口を開いているゴジラの頭部のように見えます。

自然に立っているアカマツの枝振りが偶然ゴジラに見えているだけとのことで、少し前に進むと、ゴジラの頭頂部から小さな枝が伸びていました。

裏側にまわるとこんな感じ。大山祇社のそばに立っているアカマツであることがわかります。こちらから見ると、あんまりゴジラっぽさはありません。

雪の中で見ていると、ちょうど「ゴジラに見える木」の後ろに松本行きの列車がやってきました。
雪の中の「ゴジラに見える木」のそばを走るアルピコ交通上高地線 - YouTube

あまりにも寒かったので、ささっと現地を撤収して、一駅先の波田駅まで移動しました。

ちなみにGoogleストリートビューで過去の様子を確認すると、2020年までは「ゴジラに見える木」の手前(東側)に別の木があり、姿があまりはっきりと見えない状態だったようです。
2022年になるとその木がなくなり、「ゴジラに見える木」がわかるように。葉の密度は少し薄めかもしれません。
この様子だと、そのうち枝が伸びていき、ゴジラとは別の姿に進化していくことになりそうです。
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