全長120メートルの実物大ゴジラに丸飲みされるアトラクション「ゴジラ迎撃作戦~国立ゴジラ淡路島研究センター」体験レポート
兵庫県の淡路島で、世界で初となるゴジラの実物大像をテーマにしたアトラクション「ゴジラ迎撃作戦~国立ゴジラ淡路島研究センター」が、2020年10月10日(土)から開園します。ゴジラの体内に参加者が突入する「ジップライン」やゴジラ細胞を殲滅する「シューティング」ミッションが楽しめるとのこと。完成披露イベントのついでに、どんなアトラクションなのか一足先に体験してきました。
ゴジラ迎撃作戦|【公式】ニジゲンノモリ
https://nijigennomori.com/godzilla_awaji/
国立ゴジラ淡路島研究センターは、淡路島北部にある「兵庫県立淡路島公園アニメパーク ニジゲンノモリ」内にあります。住所は兵庫県淡路市楠本2425番2号です。
国立ゴジラ淡路島研究センターに到着。建物はNIGOD(National Awaji-island Institute of GOdzilla Disaster)の基地をイメージしています。
白黒で描かれたゴジラの顔がデザインされた「ゴジラ迎撃作戦」の巨大ポスター。
「ゴジラ迎撃作戦本部」
金属フェンスの向こうには、収納庫と装着帯倉庫が見えました。
フェンスの横の道を見ると、奥に巨大なゴジラの顔がちらり。
近づくと圧倒されるほど巨大なゴジラ。2016年公開の「シン・ゴジラ」に登場したゴジラ第4形態がモチーフのようです。
あまりにも悪すぎる歯並びとくりくりした目が印象的。
口の中は青い光に照らされています。
この巨大ゴジラの前で行われた完成披露イベントでは、女優の山崎紘菜さん、東宝の常務取締役兼CGO(チーフ・ゴジラ・オフィサー)の大田圭二氏、淡路市の門康彦市長、兵庫県の井戸敏三知事、パソナ・グループの南部靖之会長、淡路島大好き芸人のたむらけんじさんがテープカットを務めました。
完成披露イベントの後、実際にアトラクションを体験することができました。まず最初に、チケット売り場兼シアターとなる「ゴジラ迎撃作戦本部」へ向かいます。
入口の横には、木製の立派な看板がかかっていました。
シアターの内部はこんな感じ。
壁にはゴジラの図や写真が飾られています。
NIGODのロゴと名前が描かれた旗も掲げられていました。ロゴをよく見ると、ゴジラと淡路島があしらわれています。
入場と同時に渡される、透明のスマートフォンケース。密閉できるようになっており、首からさげられるようになっています。
スマホケースの中には、ミュージアム入場券と、アトラクションの許可証が2種類入っていました。これがアトラクションやミュージアムのチケット代わりになります。
NIGODはゴジラ対策を目的とした組織であり、スタッフの中には軍人もいる模様。軍服に身を包んだスタッフが「奥から順番に座って、待機してくれ!」と、圧が強めで軍人らしい誘導をしてくれます。
シアターでは、なぜ淡路島にゴジラが上陸したのか、なぜゴジラが口を開けたまま動きを止めているのかについて説明するムービーが流れます。ムービーには、完成披露イベントにも登壇していた山崎紘菜さんや、映画「シン・ゴジラ」で泉与党政調副会長を演じた松尾諭さんも出演。どんなムービーなのか気になる人は、ぜひ現地で見てみてください。
シアターでムービーを見たら、さっそく「ゴジラの体内もしくは体表を監視するミッション」をこなすべく、収納庫に向かいます。
収納庫では荷物や上着をロッカーに預けた上で、ゴジラ迎撃作戦への参加同意書にサインする必要があります。
サインをしたら、次はハーネスを装着します。
NIGODのスタッフが、ハーネスをしっかりと固定してくれます。
固定したところがこんな感じ。
両手で持つ金具にワイヤーを通して滑ることで、ゴジラの体内に飛び込むことが可能になります。
安全のため、ヘルメットを被ります。ヘルメットにはNIGODのワッペンが貼り付けられていました。
ジップラインの体験は1回だけで、体内(長さ162メートル)か体表(152メートル)かのどちらかを選ぶことができます。今回はぜひゴジラに飲み込まれる体験がしたい!ということで体内を選択。
体内か体表かを選択したら、ジップラインのスタート地点となるタワーを登ります。
実際に、ジップラインを使って体内に飛び込む様子をGoProで撮影したところが以下。なお、今回のGoProでの撮影は特別な許可を得て行っているもので、本来はシアターで配られたスマ―トフォンケースに入れたスマートフォンのみで撮影が可能となっています。事前準備部分をすっ飛ばして飛び込むところだけ見たいという人は1分50秒ぐらいから再生してください。
国立ゴジラ淡路島研究センターで実物大ゴジラの体内に飛び込むジップラインミッションをこなしてきた - YouTube
遠くからジップラインを見ているときは「思ったより怖くなさそう」と思っていましたが、実際に滑ると顔に当たる風とスピードはかなりの迫力。また、ゴジラの体内にはスモークが炊かれており、飲み込まれる時は一瞬視界が悪くなることもあり、「飲み込まれるっ……!」とぐっと身構えてしまうことも。
タワーとゴジラの間には、ジップラインでワイヤーを滑っていく人を撮影できるスポットが用意されています。実際に撮影スポットからジップラインで滑っていく人を撮影したところが以下のムービー。
国立ゴジラ淡路島研究センターの等身大ゴジラアトラクションのジップラインはこんな感じ - YouTube
かなりの速度で滑っていく作戦参加者たち。
体内のジップラインを滑る人は、あんぐりと口を開けるゴジラの体内に飲み込まれていきます。
ジップラインミッションを終えて、ゴールから下りてくると、ゴジラの巨大な手を発見。
そして、その先には、シューティングエリア。ゴジラから飛散したゴジラ細胞を射撃するというミッションです。
ゴジラの脇に建てられた施設が、射撃場となっています。
窓からは、飛散して怪しく光るゴジラ細胞が見えます。
置かれているのはライフルと、カウンターとボタン。
ライフルはFN P90がベースになっていました。
シューティングミッションは、ライフルでゴジラ細胞を撃ち、大きな音がしたらしゃがんで回避する……を繰り返しながら、ポイントの高さを競うものとなっていました。
・つづき
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