最もマリオらしい配色とは？

マリオと言えば、真っ赤な帽子に青色のオーバーオールを着た、世界で最も知名度の高いゲームキャラクターです。そんなマリオの「最もマリオらしい配色」を、アーティストのLouie Mantia氏がマリオ関連のゲームロゴをベースに調査しています。

The Most Mario Colors
https://lmnt.me/blog/the-most-mario-colors.html

マリオは2つの異なるロゴスタイルを持っています。ひとつは横スクロールのスーパーマリオブラザーズシリーズのロゴで採用されている以下のようなシンプルなスタイル。

もうひとつが、主に3Dマリオで採用されているマルチカラースタイルです。この種のロゴは「スーパーマリオワールド」で初めて登場しました。

映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のロゴもマルチカラースタイルを採用しています。

マルチカラースタイルのロゴは、文字ごとに色が異なりますが、色の順序はゲームごとに異なるそうです。Mantia氏はこの色の配置パターンに魅了されたそうで、「最もマリオらしい配色」が何かを調査しています。

Mantia氏が分析対象としたのは、以下の基準に当てはまるマリオ作品です。

・タイトルが多角形スタイルを採用
・タイトルにマリオの名前が入っている
・ロゴに含まれるマリオの名前が複数の色で表現されている
・色の順序は虹の順序にならない

作品ごとの「マリオ(MARIO)」の配色は以下の通り。なお、Mantia氏が調査したのは海外版のロゴの配色なので、日本語版の情報とは微妙に異なります。

「マリオ(MARIO)」の各文字でどの色が何回使用されたかをまとめると以下の通り。「M」で一番使用された色は「赤」(25回)、「A」で一番使用された色は「緑」(28回)、「R」で一番使用された色は「黄」(19回)、「I」で一番使用された色は「青」(13回)、「O」で一番使用された色は「緑」(20回)でした。

最も頻繁に使用された配色は以下の3通り。

青→緑→黄→赤→緑の順番で色が使用されるケースの一例が「スーパーマリオ64」です。

さらに、「MARIO」の先頭の4文字である「MARI」に絞ると、赤→緑→黄→青の順番が最も頻繁に使用されています。赤→緑→黄→青の順番が採用されているタイトルは全部で10本もあり、今回の調査対象の実に4分の1を占めました。この配色が初めて登場したのは2011年に登場した「スーパーマリオ 3Dランド」で、比較的新しい配色という点も特徴です。

なお、赤→緑→黄→青の配色を採用しているタイトルは以下の通り。マリオテニスシリーズが2本、マリオゴルフシリーズが2本、マリオ+ラビッツシリーズが2本含まれており、近年のマリオ作品の配色はほとんどがこのパターンです。

・スーパーマリオ 3Dランド
・マリオテニス オープン
・スーパーマリオ 3Dワールド
・マリオゴルフ ワールドツアー
・マリオテニス ウルトラスマッシュ
・マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル
・スーパーマリオ オデッセイ
・マリオゴルフ スーパーラッシュ
・マリオパーティ スーパースターズ
・マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル