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映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」がTwitterに丸ごとアップロードされまくっている


Twitterの有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」には、高画質の動画を最大60分投稿できるという機能があります。これを悪用し、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」がTwitterに違法にアップロードされていたことが分かりました。

The entire Super Mario Bros. movie keeps getting posted to Twitter - The Verge
https://www.theverge.com/2023/4/30/23705377/the-entire-super-mario-bros-movie-keeps-getting-posted-to-twitter


Twitter users are uploading the entire 'Super Mario Bros. Movie' | Mashable
https://mashable.com/article/super-mario-bros-movie-uploaded-to-twitter


以下は、IT系ニュースサイトのThe Vergeが発見した、Twitterに「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」がアップロードされている事例のひとつです。この動画は2023年4月28日にアップロードされ、30日時点で930万回も再生されていました。


また別の投稿は910万回再生されました。ツイートにはいずれも60分の動画が添付されており、これにより94分の映画全編が2つに分けて投稿されていたとのこと。


これらのツイートはいずれも著作権侵害によりTwitterから削除され、アカウントも停止されました。

The Vergeは他にも、上映時間が192分、つまり約3時間の映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」もこの方法でTwitterにアップロードされていたことを指摘しています。

この一件を取り上げた海外メディアのMashableによると、Twitterでは以前から映画が違法にアップロードされていたものの、1回の投稿に添付できるのは2分20秒までだったので、映画全編をアップロードするには映像を細切れにして長いスレッドを作らなければならなかったとのこと。しかし、Twitter Blueを悪用することで1回のツイートに最大60分の動画を添付できるようになったため、映画のアップロードと視聴が格段に簡単になりました。

また、モデレーションに携わるチームを大幅に削減したため、著作権侵害を含む不適切なツイートへの対応が後手に回っているとの指摘もあります。こうした点からThe Vergeは「なぜTwitterの前の所有者は、動画を60分間もアップロードできるようにしなかったのだと思いますか?」と述べて、Twitterの対応に疑問を投げかけました。

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in ネットサービス,   映画, Posted by log1l_ks

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