自動運転タクシーを展開するWaymoがサービス対象地域をマイアミにも拡大すると発表
Googleと同じAlphabet傘下の自動運転車開発企業のWaymoは、完全自動運転によるタクシー事業を複数の地域で展開しています。新たにWaymoが、アメリカのフロリダ州マイアミでも自動運転タクシー事業を開始すると発表しました。
Next stop: Miami
https://waymo.com/blog/2024/12/next-stop-miami/
Waymo announces it's expanding to Miami
https://www.engadget.com/transportation/waymo-announces-its-expanding-to-miami-204504533.html
Waymo announces robotaxi expansion to Miami
https://www.cnbc.com/2024/12/05/waymo-announces-robotaxi-expansion-to-miami.html
2024年12月5日にWaymoは公式ブログで、2025年初頭からマイアミにジャガーI-PACEをベースにした自動運転車を展開すると発表しました。海外メディアのCNBCによると、まずは人間の安全ドライバーを乗せた状態でのクルージングを行い、2026年からはWaymo Oneアプリを通じて有料の配車サービスが開始されるとのこと。
Waymoは、「フロリダ州の厳しい雨天環境に向けたこれまでの道のりは、当社の自動運転能力を向上させる上で非常に貴重でした。すでにフェニックス・ロサンゼルス・サンフランシスコ・オースティンで週に15万回以上運行している当社のサービスを、マイアミの人々にお届けできることを光栄に思います」と述べました。
マイアミ市長のフランシス・X・スアレス氏は、「完全自動運転技術は、マイアミの人々に安全で便利な選択肢を提供します。Waymoを私たちの街に迎え入れることができて、とてもうれしく思います。Waymoの完全電動車両による持続可能性への取り組みは、低コストでクリーンなエネルギーを優先し続ける私たちの街にとって、完璧なモビリティの選択肢です」とコメントしました。
また、Waymoは事業拡大計画の一環として、ナイジェリア発のモビリティスタートアップであるMooveとのパートナーシップを結んだことも発表しました。Mooveはまずフェニックスで自動運転車両の運用や施設、充電インフラストラクチャーの管理を開始し、後にマイアミでも車両管理などで提携するとのこと。
Waymoのオペレーション担当ヴァイスプレジデントを務めるライアン・マクナマラ氏は、「フェニックス、そして後にマイアミでMooveと提携し、彼らのモビリティに焦点を当てた車両管理の経験を、成長中のWaymo Oneサービスと結びつけられることをうれしく思います。私たちはMooveと共に、乗客に安全でシームレスな旅を提供し、時間経過と共により迅速かつコスト効率よく拡大し、安全性の面でも引き続き業界を先導していきます」と述べました。
CNBCは、Waymoは2023年から急速に事業を拡大しており、10月には総額56億ドル(約8400億円)の資金調達ラウンドを完了したと報じています。9月にはオースティンとアトランタでUberと提携することを発表したほか、11月にはロサンゼルスでウェイティングリストを削除し、ロサンゼルス全体で誰もがWaymoの自動運転タクシーを呼べるようになりました。
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in 乗り物, Posted by log1h_ik
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