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Huaweiが初の完全自社開発OS「HarmonyOS NEXT」を搭載した新型スマホMate 70・Mate 70 Pro・Mate 70 Pro+・Mate X6を発表


Huaweiが2024年11月26日に、非Androidの独自開発OS「HarmonyOS NEXT」を搭載したスマートフォン「Mate 70」「Mate 70 Pro」「Mate 70 Pro+」「Mate X6」を発表しました。

华为 Mate 品牌盛典 - 华为官网
https://consumer.huawei.com/cn/press/events/2024/huawei-mate-brand-ceremony-new-product-launch-event/

HUAWEI Mate 70 - 华为官网
https://consumer.huawei.com/cn/phones/mate70/


HUAWEI Mate 70 Pro - 华为官网
https://consumer.huawei.com/cn/phones/mate70-pro/


HUAWEI Mate 70 Pro+ - 华为官网
https://consumer.huawei.com/cn/phones/mate70-pro-plus/


HUAWEI Mate X6 - 华为官网
https://consumer.huawei.com/cn/phones/mate-x6/


China’s Huawei Takes Aim at Apple With Latest Smartphone - The New York Times
https://www.nytimes.com/2024/11/26/business/china-huawei-mate-70.html

2024年11月26日に行われた新製品発表会の中でHuaweiは「Mate 70」「Mate 70 Pro」「Mate 70 Pro+」「Mate X6」を発表しました。主要スペックがこんな感じ。なお、今回発表された4機種のうち、「Mate X6」は折りたたみ式となっています。

 Mate 70Mate 70 ProMate 70 Pro+Mate X6
寸法160.9mm×75.9mm×7.8mm164.6mm×79.5mm×8.2mm164.6mm×79.5mm×8.25mm折りたたみ時:156.6mm×73.78mm×9.9mm
展開時:156.6mm×144.04mm×4.6mm
重量約203g約221g約226g約239g
SoC不明不明不明不明
RAM12GB12GB16GB12GB/16GB
ROM256GB/512GB/1TB256GB/512GB/1TB512GB/1TB256GB/512GB/1TB
ディスプレイ6.7インチ LTPO OLED・120Hz対応6.9インチ LTPO OLED・120Hz対応6.9インチ LTPO OLED・120Hz対応外側ディスプレイ:6.45インチ LTPO OLED・120Hz対応
内側ディスプレイ:7.93インチ LTPO OLED・240Hz対応
解像度2688×12162832×13162832×1316外側ディスプレイ:2440×1080
内側ディスプレイ:2440×2240
リアカメラ広角24mm (50MP/F1.4-4.0/光学手ぶれ補正)
超広角13mm (40MP/F2.2)
望遠125mm (12MP/F3.4/光学手ぶれ補正)
広角24.5mm (50MP/F1.4-4.0/光学手ぶれ補正)
超広角13mm (40MP/F2.2)
望遠92.5mm (48MP/F2.1/光学手ぶれ補正)
広角24mm (50MP/F1.4-4.0/光学手ぶれ補正)
超広角13mm (40MP/F2.2)
望遠92.5mm (48MP/F2.1/光学手ぶれ補正)
広角24mm (50MP/F1.4-4.0/光学手ぶれ補正)
超広角13mm (40MP/F2.2)
望遠90mm (48MP/F3.0/光学手ぶれ補正)
バッテリー5300mAh5500mAh5700mAh5110mAh


SoCについてHuaweiは情報を明らかにしていませんが、複数の海外メディアによると、6nmノードで開発された「Kirin 9100」が使用されているとみられています。

Huaweiの消費者グループ会長であるリチャード・ユー氏はこれらのスマートフォンについて「最もスマートなMateシリーズ」とアピールしています。


また、これらの機種にはデフォルトで自社OSの「HarmonyOS NEXT」が搭載されています。Huaweiは2020年にセキュリティ上の懸念からアメリカ政府に「国家安全保障上の脅威」と指定されており、アメリカ企業は政府の許可なくHuaweiと取引できません。そのため、これまでHuawei製スマートフォンにはAndroidの代わりに独自OSの「HarmonyOS」が組み込まれていましたが、初期のHarmonyOSはほとんどAndroidの派生に過ぎないことが指摘されていました。

しかし、Androidからの脱却を目指すHuaweiは2024年1月に完全独自開発OSの「HarmonyOS NEXT」を発表。Android向けのアプリケーションが一切サポートされなくなるものの、AIインフラストラクチャの「Harmony Intelligence」を統合し、画像生成やテキスト翻訳、顔検出などさまざまなタスクを実行可能です。HuaweiはHarmonyOS NEXTについて「HarmonyOS NEXTは、シームレスな接続、より安全な操作、デバイスのよりスマートな機能でユーザーを支援する多くの機能を備えています。このOSは複数デバイス間のアプリのシームレスな相互接続に主眼を置いていて、ユーザーはデバイス間で自由にコンテンツを共有したり、アプリケーションを接続したりできるようになります」と述べていました。

Android脱却を目指すHuaweiが独自OS「HarmonyOS NEXT」を発表、Linuxより3倍効率的と主張 - GIGAZINE


価格はそれぞれ、Mate 70が5499元(約11万5700円)から、Mate 70 Proが6499元(約13万6700円)から、Mate 70 Pro+が8499元(約17万8800円)から、Mate X6が1万2999元(約27万3600円)からとなっています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by log1r_ut

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