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Appleが2024年第4四半期決算で過去最高の収益を報告、日本での収益は7.6%増加、iPhone・iPad・Mac・サービスは増収もウェアラブル・ホーム・アクセサリは減収


Appleが2024年第4四半期(7~9月)の決算を発表しました。この四半期は2024年9月28日までが対象で、収益額は前年同期比6%増の949億ドル(約14兆4000億円)となり、過去最高を記録しました。

Apple reports fourth quarter results - Apple
https://www.apple.com/newsroom/2024/10/apple-reports-fourth-quarter-results/


2024年第4四半期において、AppleはiPhone 16やApple Watch Series 10、AirPods 4などの販売を開始しました。iPhoneの売上は前年同期比5.5%増の462億ドル(約7兆円)で、iPhone 16の売れ行きが堅調に推移している事がうかがえます。iPhoneは依然としてAppleの収益の約半分を占めており、Appleの最重要製品となっています。

その他の製品では、iPadは前年同期比7.9%増加の69億5000万ドル(約1兆円)、Macは1.7%増加の77億4000万ドル(約1兆2000億円)と売上が伸びました。一方、ウェアラブル・ホーム・アクセサリ製品の売上は90億4000万ドル(約1兆4000億円)と前年同期比3%の減少となりました。


また、App Store、Apple TV+、Apple Musicなどのサービスからの収入は前年同期比12%増加の250億ドル(約3兆8000億円)となり、サービス部門として過去最高額を記録しています。

収益を地域別に分割すると以下の通り。

 収益(ドル)収益(円換算)前年同期比
アメリカ合衆国417億ドル約6兆3500億円3.9%増加
ヨーロッパ249億ドル約3兆7900億円11%増加
中国・台湾・香港150億ドル約2兆2800億円0.3%減少
日本59億ドル約8980億円7.6%増加
その他74億ドル約1兆1300億円17%増加


収益が過去最高を更新した一方で、利益は前年同期比36%減少の147億ドル(約2兆2000億円)にとどまりました。これはEUの追徴課税が確定して102億ドル(約1兆5500億円)の所得税負担が発生したためで、この所得税負担がなければ前年同期比8.6%の増加となっていました。

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AppleのCFO、ルカ・マエストリ氏は「記録的な業績により、営業キャッシュフローが270億ドル(約4兆1000億円)増加し、自社株買いと配当で株主に290億ドル(約4兆4000億円)以上を還元できた」「全ての製品と全ての地域のセグメントでデバイスのアクティブインストールベースが増加した」と報告しています。

Appleは1株あたり0.25ドル(約38円)の配当も決定しています。配当は2024年11月11日の営業終了時点で株主名簿に登録されている株主に対し、2024年11月14日に支払われる予定です。

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