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好調なiPhone 6sを中国がいかに支えており、その影でiPadがいかに落ち目となってきているのかが明らかに

By LWYang

Appleが2015年第4四半期の決算発表を行いました。公開された決算報告によると、日本では前年同期と比べて収益が伸び悩んだものの、世界の他の地域では軒並み増加しており、特に中国はAppleにとって非常に重要な市場になりつつあることが分かる数値が出てきています。

Apple’s Q4 2015: iPads are still the only dark spot in a $51.5B quarter | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2015/10/apples-q4-2015-ipads-are-still-the-only-dark-spot-in-a-51-5b-quarter/

2015年度の第4四半期では、前年同期と比べて収益(Revenue)と利益(Profit)の両方が増加しています。これは四半期での記録としては過去最高で、利益は111億ドル(約1兆3000億円)、収益は515億ドル(約6兆2000億円)となっており、売上高純利益率は39.9%です。なお、Appleは2016年の第1四半期で755~775億ドル(約9兆1000~3000万円)の収益を見込んでおり、売上高純利益率は39~40%程度になるとしています。


以下のグラフはiPhoneやiPad、Macなど、Appleの提供する端末やサービスごとの収益を前年同期と比較したグラフ。「iPhone」「Mac」「その他の製品(Apple Watchが含まれるカテゴリー)」そして「サービス」での収益が前年同期と比べて伸びており、特にiPhoneは前年同期比で36%も収益を増加させています。また、2014年と2015年のiPhoneの売上を比較すると、2014年は392億7000万ドル(約4兆7000億円)であったのに対し、2015年は480億5000万ドル(約5兆8000億円)にアップしており、前年比で22.36%の売上アップを記録しています。なお、Appleの収益の3分の2をiPhoneが占めているとのこと。


そしてMacも着実に収益を伸ばしています。成長率は低いものの、2015年は688万台のMac製品をAppleは販売したようで、前年の663万台から約25万台増。

「サービス」の中にはApp StoreやiTunes、Apple Music、Apple Payなどの収益の他、Appleが販売するソフトウェアによる収益も含まれます。これも前年同期から増加していますが、どのサービスが収益増に大きく貢献しているのかは不明です。なお、AppleのCFOであるルカ・マエストリ氏は「App Storeの成長によるところが大きい」とコメントしています。


そして、Appleが2015年4月にリリースしたApple Watchが含まれる「その他のカテゴリー(Others products)」も前年同期比で60%以上の成長を見せています。なお、その他のカテゴリーの収益はiPadの42億8000万ドル(約5200億円)にせまる30億5000万ドル(約3700億円)でした。

この通り、Appleにとって唯一芳しくないのがiPadの収益部分。今回の決算報告で、なんと1年半もiPadの収益が減少し続けていることが明らかになったそうで、販売台数も前年の1232万台から988万台に減少しています。

続いて地域別の収益を示したグラフ。Appleは多くの販売地域で収益を伸ばしているわけですが、特に中国では前年同期比で2倍以上の収益を記録。また、中国での収益がヨーロッパでの収益を追い越す結果になっており、Appleにとって中国がいかに重要な市場になっているのかがよく分かる結果に。なお、日本における収益のみ36億ドル(約4300億円)から28億7000万ドル(約3500億円)に減少しています。


中国での収益が大きく伸びたのは、2015年はiPhone 6s/6s Plusの中国での発売日が世界で最も早くなったことも影響しているとみられます。なお、2014年のiPhone 6/6 Plusの中国での発売日はアメリカや日本よりも遅くなっており、10月中旬まで発売を待たされていました。

四半期ごとのAppleの収益を地域別に色分けしたグラフがコレ。これを見ればいかに中国市場が重要なものとなっているのかは一目瞭然です。


2015年第4四半期における収益の割合はこんな感じ。iPhoneが60%以上を占めており圧倒的。


四半期ごとの端末の販売台数を示したグラフ。これを見ると2013年あたりからiPadの人気に陰りが見え始めたことが分かります。


2015年11月にはiPadの新モデルである「iPad Pro」が登場するわけですが、緩やかに衰退しているiPad人気を立て直すことはできるのか期待がかかるところです。

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in メモ, Posted by logu_ii

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