2024年第1四半期におけるPS5の販売台数は240万台、ソニーのゲーム関連事業はソフトウェア&ネットサービスが好調で売上高が8600億円超
ソニーグループが2024年第1四半期(4~6月)の決算報告を行いました。ゲーム&ネットワークサービス分野は前年同期から大幅増の8649億円という売上高を計上しており、同期のPlayStation 5の売上台数は240万台であることも明らかとなりました。
ソニーグループポータル | 2024年度 第1四半期 業績説明会
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/
2024年度第1四半期の金融を除く連結ベースの売上高は、前年同期比12%増となる2兆5674億円、営業利益は前年同期比25%増の2491億円となりました。連結売上高は前年同期比2%増加の3兆116億円で、営業利益は前年同期比10%増の2791億円、純利益は前年同期比6%増の2316億円となりました。
セグメント別の業績は以下の通り。
ゲーム&ネットワークサービス分野における2024年第1四半期の売上高は前年同期比12%増の8649億円となりました。
ソニーによると、プレイステーション全体の月間アクティブユーザー数は6月としては過去最高となる1億1600万アカウントで、総プレイ時間も前年同期比で約8%増となったとのこと。ソフトウェアのタイトルでは、「HELLDIVER 2」が5月時点での想定を上回って推移していたほか、PC版「Ghost of Tsushima」や「Destiny 2」の拡張コンテンツも収益に貢献していたそうです。
一方で、2024年第1四半期におけるPlayStation 5の売上台数は240万台で、前年同期比で約27%減となりました。また、フルゲームソフトウェアの売上本数も合計5360万本で、前年同期比約5%減となりました。ソニーによると、為替の影響もあり、ファーストパーティー・ソフトウェアは増収となったそうです。ゲーム&ネットワークサービス分野はセグメントの中でも最も売上高が高く、ソニーにとって主要な事業であることは間違いありません。
また、イメージング&センシング・ソリューション分野の2024年第1四半期における売上高は、モバイル向けイメージセンサーの増収と為替の影響で前年同期比21%増の3535億円となりました。営業利益も前年同期比で188%増加となる366億円を計上しています。
ソニーは、「当四半期におけるスマートフォン製品市場は、前四半期から継続して、グローバルで緩やかながら、着実な回復を示しています。また、中国を中心に製品市場の価格帯二極化のトレンドも継続しており、この影響を受けたハイエンドスマートフォン市場の拡大にも後押しされ、当社の出荷するセンサーの⼤判化にも、さらなる進展が見られます」とコメントしました。
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