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Googleがイギリス本社の連絡先として無関係のレストランの情報を検索結果に掲載していたことが明らかに


海外メディア・The Guardianの特派員であるゾーイ・ウッド氏が、数年間にわたって「Googleのイギリス本社への連絡方法」として自身のレストランの電話番号や住所などが誤って記載されていたことを報告しています。

Google listed my restaurant’s number as its British HQ | Money | The Guardian
https://www.theguardian.com/money/article/2024/aug/01/google-listed-my-restaurants-number-as-its-british-hq


ウッド氏によると、2020年頃からGoogle検索で「Googleイギリス本社への連絡先」を検索した際に、同氏のレストランの電話番号や住所などが表示されていたとのこと。当初はGoogleイギリス本社だと思い込んで連絡を取ろうとする人々からの電話がまれにかかってくるだけでしたが、公開から4年後には週に300件以上の電話やメッセージ、手紙が寄せられるようになったそうです。また、レストランの電話には130件以上のボイスメッセージが残されています。


ウッド氏は「レストランに用事がある顧客の可能性があるため、全ての電話に応答する必要があります。しかし、この状況は私を不安にさせ、レストランを運営し続けることを悪夢に変えています」と述べています。

ウッド氏はGoogleに対し「Google上で顧客に自身のレストランを見つけてもらいたいのに、この掲載ミスのせいで、数年にわたり不必要な嫌がらせを受けています。Googleは私の問い合わせに対し、『検索結果の下に表示されるフィードバックボタンを使ってください』とアドバイスしてきましたが、何度繰り返しても状況は好転しませんでした」と批判しました。


好転しない状況にしびれを切らしたウッド氏は再度Googleに問い合わせを実施。その結果、検索結果が修正されたとのこと。Googleはウッド氏に対し「検索ポリシーに従って問題を分析し、対策を講じた結果、この検索クエリではウッド氏のレストランの電話番号が表示されることがなくなりました」と報告しました。

Googleの対応によって掲載ミスは修正されたものの、ウッド氏は「Googleからは『協力に感謝します』といったメッセージが届きましたが、せめて迷惑をかけたことへの謝罪の言葉があっても良かったのではないかと感じています」と批判しました。

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in ネットサービス, Posted by log1r_ut

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