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Googleに蓄積された音声検索のデータを聞く&消す方法は?

by Johan Larsson

ユーザーが検索した内容などをGoogleが収集しているのはよく知られていますが、実は「OK, Google」から話し出す音声検索をはじめとする音声入力の内容はアカウントに保存されており、自分がGoogleに話しかけた内容は再生と削除が可能です。ということで、実際にGoogleアカウントに記録されている音声入力内容のデータを確認し、削除してみました。

How to listen to (and delete) everything you've ever said to Google | Technology | The Guardian
http://www.theguardian.com/technology/2015/oct/13/google-voice-activity-listen-delete-recordings

自分がGoogleで音声を使って検索した内容などは以下のページから確認できます。

Google - 音声アクティビティ
https://history.google.com/history/audio

Googleアカウントにログインした状態で上記の「音声アクティビティ」にアクセスすると、以下のようにGoogleに送信した音声入力の一覧を確認可能。


記録されていた内容を見ていたところ、Android Wearに話しかけた内容が大半で、Google検索・Googleマップ使用時の音声が記録されていました。各項目の「再生」を押すとGoogleに向かって話しかけた自分の声を聞くことができます。


画面をスクロールしていくと、どんどん記録をさかのぼることが可能で、途中で「[音声アクティビティ]の項目により、音声検索などの機能の使用時に、Googleによる音声認識の精度が高まります」というメッセージが表示されていました。


記録を削除したい時は日付や検索内容の横にあるチェックボックスにチェックを入れると、画面右上に削除ボタンが現れるので、これを押せばOK。


また、画面右上にあるメニューボタンから「削除オプション」を押すと……


「今日」「昨日」「詳細設定」から選んで音声アクティビティを削除可能。


なお、「詳細設定」からは「全期間」「過去4週間」の記録を削除できるようになっていました。


音声検索を利用している場合でも、アカウントによっては全く音声が記録されていないこともあります。


そこで、メニューボタンから「設定」を押してみると……


「音声検索とコマンド」が一時停止の状態になっていました。ここがオンの状態になっている人はアカウントに声が保存されるので、アカウントに記録を残したくないという人はオフにすればいいわけです。ただし、オフにしたからといってGoogleに音声データを収集されないということではなく、匿名情報としてのデータ収集が行われるようになるとのことです。


なお、音声アクティビティのページの左横にあるメニューからはロケーション履歴・YouTubeの再生履歴・YouTubeの検索履歴なども見られるようになっていました。

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