Windows標準「フォト」アプリで画像の一部分をキレイに消せるAI消しゴム「Generative Erase」が利用可能に
Windowsに標準搭載されている「Microsoft フォト」に、生成AIを用いて不要なオブジェクトを除去する「Generative Erase」機能が追加されることが2024年2月22日に発表されました。
Windows Photos gets Generative erase, and recent AI editing features now available on Arm64 devices and Windows 10 | Windows Insider Blog
https://blogs.windows.com/windows-insider/2024/02/22/windows-photos-gets-generative-erase-and-recent-ai-editing-features-now-available-on-arm64-devices-and-windows-10/
Microsoft is getting an AI eraser for the Photos app in Windows 10 and 11 - The Verge
https://www.theverge.com/24080574/windows-photos-generative-erase-10-11-arm
Microsoft フォトでGenerative Eraseを使用するには、「画像の編集」に移動し、「消去」オプションを選択します。
その後、削除したいオブジェクトや領域にブラシをかけ選択。その際、ブラシサイズの調整も可能です。以下の例では犬につながれたリードを選択しています。
デフォルトでは自動適用がオンになっているため、削除したいオブジェクトや領域を選択すると、自動的にその選択範囲をAIが判断して、適切にオブジェクトの削除が行われます。
以下の画像上に配置されたスライドバーを動かすことで、削除前(左)と削除後(右)の写真を見比べられます。
自動適用を無効化すると、複数のオブジェクトを一括選択したり削除するオブジェクトを細かく選択したりできます。以下の例では、背景に映った複数の人影を一度に選択しています。
「Erase」をクリックすると、背景に映り込んだ人影がきれいに取り除かれました。
削除前(左)と削除後(右)の写真を見比べるとこんな感じ。
Generative Eraseはバージョン2024.11020.21001.0以降のMicrosoft フォトを搭載したWindows 11やWindows 10、Arm64版Windowsデバイスで利用可能ですが、記事作成時点では早期利用プログラムのWindows Insiderへの参加が求められます。Microsoftのシニアプロダクトマネージャーであるマーラ・スリバツァ氏は「今回の更新プログラムは、2024年2月22日以降、全てのチャネルのWindows Insider向けに展開されています」と述べています。
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in ソフトウェア, ウェブアプリ, Posted by log1r_ut
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