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画像生成AI・Midjourneyの各バージョンでさまざまなスタイルを出力した画像を集めた「Midlibrary」


画像生成AI「Midjourney」は、チャットツールのDiscordにテキストを入力することで、さまざまなスタイルの写真やイラストを生成してくれます。ビジュアルアーティストのアンドレイ・コバレフ氏をはじめとするMidjourneyユーザーの有志が運営する「Midlibrary」は、Midjourneyの各バージョンで生成したさまざまなスタイルの画像を保存・公開するサイトで、バージョンによる生成結果の違いを見比べることができるので、Midjourneyで画像を生成したい場合の参考になります。

Andrei Kovalev's Midlibrary: Midjourney AI Styles Library and Guide
https://midlibrary.io/

Midlibraryにアクセスするとこんな感じ。スタイルをチェックするには、上部メニューから「All styles」を選びます。


すると、さまざまなスタイルが一覧で表示されます。今回はインテリアデザイナーのエーロ・アールニオ風スタイルの画像をチェックしてみます。「Eero Aarino」の項目をクリック。


Midjourneyにはさまざまなバージョンがあり、Midlibraryではバージョン6、バージョン5.2、バージョン5.1、バージョン5、バージョン4、にじジャーニーの出力結果をチェックでき、デフォルトだとバージョン6の出力結果が表示されます。バージョンの下にある画像をクリック。


Midjourneyのバージョン6で「Eero Aarino」というスタイルをプロンプトで指定した時に出力された画像はこんな感じ。


「Explorer this Midjourney style in」にある数字をクリックすると、バージョンを切り替えることができます。バージョン5を見る場合は「V5」をクリック。


バージョン5の結果は、バージョン6と比べるとなぜか雪景色やモノクロ画像になっています。見比べると、写真のリアルさはバージョン6の方が高い印象。


アニメ系イラストに特化したバージョンであるにじジャーニーだと、エーロ・アールニオ風の建物ではなく、アニメ調の美少女イラストが表示されました。


上部メニューの「Classifer」をクリックすると、画像につけられているテキストタグで検索することができます。


「Midguide」では、Midjourneyのプロンプトやパラメーターなどについて運営陣がまとめた技術的なコラムを読むことが可能。


「Testing Lab」では、各バージョンごとに特定のスタイルでどれだけ精度の高い画像を出力できているかをチェックするベンチマークテストの結果をチェックすることができました。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス,   アート, Posted by log1i_yk

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