NVIDIAとFoxconnが提携して自動運転EV・自律機械・言語モデルの開発を加速するデータセンター「AIファクトリー」建造計画を発表
NVIDIAとFoxconn(鴻海精密工業)がAIの開発に特化したデータセンターを共同で構築していることを明らかにしました。両社は構築中のデータセンターを「AIファクトリー」と呼称しています。
NVIDIA Partners With Foxconn to Build Factories and Systems for the AI Industrial Revolution | NVIDIA Newsroom
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-partners-with-foxconn-to-build-factories-and-systemsfor-the-ai-industrial-revolution
New EV Cargo Van Unveiled At Hon Hai Tech Day 2023, Focusing CDMS Strength │ Foxconn Technology Group
https://www.foxconn.com/en-us/press-center/press-releases/latest-news/1127
両社の発表によるとAIファクトリーではAI向けに最適化された高性能チップ「NVIDIA GH200 Grace Hopper Superchip」やNVIDIAが開発したエンタープライズ向けソフトウェアが稼働し、「製造および検査のワークフローをデジタル化するAI」「電気自動車に搭載するAI」「言語モデル」などの開発を促進するとのこと。
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは「Foxconnは世界最大の製造業者であり、AIファクトリーをグローバルに展開するに足る規模および専門知識を備えています。AI産業革命を加速させるためにFoxconnとの10年来の協力関係を拡大できることをうれしく思います」と述べています。また、Foxconnのヤン・リウCEOは「AIファクトリーをNVIDIAとFoxconnが共同で構築するという点が最も重要です」と述べ、両社の協力関係を強調しています。
FoxconnはAIファクトリーの共同構築を発表すると同時にNVIDIAの自動運転車両向けプラットフォーム「NVIDIA DRIVE Hyperion 9」を搭載したスマート電気自動車を開発していることも発表。さらに、Foxconnはロボティクスシステム「NVIDIA Isaac」を採用した「Foxconn Smart Manufacturing robotic systems」や、映像解析システム「NVIDIA Metropolis」を採用した「Foxconn Smart City」を開発していることもアピールしています。
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