ハードウェア

どっちが北か教えてくれる方向音痴の救世主的デバイス登場


人間社会にはコンパスという優れた方位指示道具がありますが、コンパス以外の方法で方角を知りたいという人も少なからずいるはず。このほど、北の方角を振動で教えてくれるベルトが開発され、世間に公開されました。

Haptic compass belt 🧭
https://blinry.org/compass-belt/

プログラマー兼デザイナーのblinry氏が作成したベルトがこれ。振動するモーター8個とコンパスセンサーが付いていて、装着者がどの方向を向いても、必ず北の方角にあるモーターが震えます。


ベルトをほどくとこんな感じ。端にRaspberry Piの安価なモデル「Raspberry Pi Pico」やコンデンサを搭載したボードが付いていて、モーターが一定間隔で配置されています。


モーターは直径10mm・公称電圧3V・公称電流70mAのコイン型振動モーター。


Raspberry Pi PicoはUSB経由でAndroidスマートフォンにつながっています。スマートフォンではTermuxが動作し、装着者が向いている角度を信号にして出力します。ただし、方角を検知するためにはスマートフォンを手に持たないといけないそうです。


blinry氏は「まだ作ったばかりで少し散歩しただけなので、共有できる面白い話はありません。ただ、ベルトを通して伝わる振動の強さには驚きです!」とコメントしました。


次なる目標として、blinry氏は「特定の座標に誘導すること」「小さなバッテリーを取り付け、有線ではなくBluetoothで通信できるようにすること」「スマートフォンを手に持たなくてもよくすること」などを掲げています。

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in ハードウェア, Posted by log1p_kr

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