MicrosoftがMac向け統合開発環境「Visual Studio for Mac」のサポートを2024年8月で終了することを発表
Microsoftが現地時間2023年8月30日、同社が開発・販売する統合開発環境「Visual Studio for Mac」のサポートを2024年8月31日をもって終了することを発表しました。
Visual Studio for Mac Retirement Announcement - Visual Studio Blog
https://devblogs.microsoft.com/visualstudio/visual-studio-for-mac-retirement-announcement/
Microsoft is discontinuing Visual Studio for Mac after major overhaul - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/08/30/microsoft-visual-studio-mac-discontinued/
2017年から提供されているVisual Studio for Macは、「Xamarin」が開発を行っていた「Xamarin Studio」がベースになっており、.NETを利用したクロスプラットフォームでのアプリケーション開発などが可能な統合開発環境です。
記事作成時点で最新版の「Visual Studio 2022 for Mac」では、macOS向けにUIの最適化やMac向けSoC「M1」チップへのネイティブ対応、64ビットへの完全対応などが行われていました。
しかしMicrosoftは2023年8月30日に、2024年8月31日をもってVisual Studio for Macのサポートを終了することを発表。その理由としてMicrosoftは「開発リソースをWindows向けのVisual StudioやVisual Studio Codeに向けるため」と述べています。
Visual Studio for Macは現行の「Visual Studio for Mac 17.6」が最終版となり、今後新しいフレームワークやランタイム、新たなプログラミング言語のサポート追加などは行われません。一方でサポート終了までの12カ月間は重大なバグ修正やセキュリティ上の問題、プラットフォームの更新に伴うアップデートは引き続き提供されるとのこと。
Visual Studio for Macのサポート終了後の代替手段としてMicrosoftはVisual Studio Codeの利用や、macOS上での仮想Windows環境を用いたVisual Studioの利用、開発環境をクラウド化した「Microsoft Dev Box」の利用を推奨しています。
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in ソフトウェア, Posted by log1r_ut
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