Google ChromeはMicrosoftの「PGO」技術を使い15%の高速化に成功していた

By Stephen Shankland

Googleは2016年10月31日にGoogle Chromeの高速化に関する発表を行い、MicrosoftのVisual Studio開発ツールの機能の1つである技術「PGO」を使うことでWindows版Google Chromeを約15%高速化したことを明かしました。

Chromium Blog: Making Chrome on Windows faster with PGO
https://blog.chromium.org/2016/10/making-chrome-on-windows-faster-with-pgo.html

Visual Studio開発ツールの機能の1つのPGOは、ユーザーがどのようにアプリケーションを使用しているかを示す関数ごとの実行頻度を測定し、実行頻度が高い関数、つまりアプリケーションの中で使用される頻度が高い機能の高速化を許可し、実行頻度が低い機能の処理を遅くすることでアプリケーションの最適化を行います。

Googleによれば、PGO技術を使用することにより、64bit版Google Chrome 53および32bit版Google Chrome 54以降のバージョンで起動時間やページのロード時間などを約15%高速化したとのことです。具体的に言うと、「新規タブでページを開いたときのロード時間」は14.8%、「ページをロードしてから描画が始まるまでの時間」は5.9%、「起動時間」は16.8%高速化しました。


また、PGOは使用頻度の少ないコードを使用頻度が多いコードから離れたメモリの位置に配置させることで全体の最適化を図っているいるとのこと。これにより、CPUのキャッシュを有効的に使うことができ、全体のパフォーマンスを向上させているそうです。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log