2023年08月10日 10時32分モバイル

iPhone 15 Proに搭載されるA17 BionicチップはGPUのコア数増加もRAMは6GBのままとのリーク情報

2023年秋頃にリリース予定の「iPhone 15 Pro」に搭載されるチップ「A17 Bionic」のスペックがリークされました。リーク情報によると、A17 Bionicのメモリ(RAM)は6GBと前モデルから変更がありませんが、GPUのコア数は5コアから6コアに増加しているとのことです。

iPhone 15 Pro spec leak reveals RAM, performance changes - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/08/09/iphone-15-pro-specs-ram-a17-chip/

Apple関連のリーカーとして知られるUnknownz21さんが、A17 BionicのスペックをXに投稿しています。これによると、A17 BionicのCPUは6コアで最大動作周波数が3.70GHz、GPUも6コア、メモリ(RAM)はMicronもしくはSamsung製のLPDDR5で容量は6GB、TSMCの3nmプロセスで製造されるとのこと。

Apple A17 - t8130 - Coll

6 CPU Cores + 6 GPU Cores
3.70 GHz
6GB LPDDR5 DRAM - Micron/Samsung
TSMC 3nm Process

LPDDR = Low Power Double Data Rate SDRAM

The A17 is used by both the D83 and D84, also likely planned for D47 and D48 (16 series), as the D9x will use t8140 (A18).
— Unknownz21 🌈 (@URedditor) August 9, 2023

なお、A17 BionicがTSMCの3nmプロセスで製造されるというウワサは、これまでにも何度か報じられてきました。

TSMCはAppleと「3nm世代プロセスで製造したチップの不良品分を請求しない契約」を交わしている、その理由とは？ - GIGAZINE

by Business Durham

A17 BionicについてはRAMが8GBにアップグレードされるというウワサもありますが、Unknownz21さんは「これまでのところ6GBしか見ていません」「可能性は低いものの、(8GBへのアップグレードも)不可能ではないかもしれません」と述べています。なお、iPhone 14 Proに搭載されているひとつ前の世代のA16 BionicチップのRAMは6GBです。

また、このA17 BionicチップはiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxにのみ搭載されることとなる模様。iPhone 15とiPhone 15 Plusは、iPhone 14 Pro/Pro Maxに搭載されているA16 Bionicチップが採用されることになると予想されています。

なお、A16 Bionicのスペックは以下の通りです。

CPU：6コア、6スレッド、最大動作周波数3.46GHz
GPU：5コア
Neural Engine：16 Neuralコア(17TOPS)
RAM：6GB(LPDDR5-6400)、51.2GB/s
プロセスノード：TSMC 4nm

A16 Bionicについては「開発初期、より高性能なGPUの搭載が計画されていた」という報道がありましたが、A17 BionicではGPUコア数が6コアに増加しており、アップグレードが果たされています。

iPhone 14 Proの性能は当初の計画より大幅に下がっていたことが判明 - GIGAZINE