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iPad Air 2には3コアCPUと2GBのRAMが搭載される見込み


鉛筆よりも薄くなった「iPad Air 2」ですが、実際にはどのくらいパワフルな端末になるのか気になるところ。ベンチマークソフト「Geekbench Browser」は、Appleの公式ページ上にある「A7チップに比べて、新しいA8Xチップは40パーセント速いCPUパフォーマンスを発揮」「A8Xチップは、A7チップの2.5倍もの驚異的なグラフィックパフォーマンスを発揮」という記述を基に、iPad Air 2には3コアCPUと2GBのRAMが搭載されるのでは、と予測しています

iPad5,4 - Geekbench Browser
http://browser.primatelabs.com/geekbench3/1061742

Early iPad Air 2 benchmark suggests tri-core CPU, 2GB of RAM | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2014/10/early-ipad-air-2-benchmark-suggests-tri-core-cpu-2gb-of-ram/


Appleは、iPhoneやiPadに独自設計のチップを搭載します。iPad Air 2に搭載されているチップはA8Xと呼ばれるもので、これはひとつ前のモデルに当たるiPad Airに搭載されているA7チップや、iPhone 6/6 Plusに搭載されているA8チップとは異なるチップです。

Appleの公式ページ上には、「A7チップに比べて、新しいA8Xチップは40パーセント速いCPUパフォーマンスを発揮」「A8Xチップは、A7チップの2.5倍もの驚異的なグラフィックパフォーマンスを発揮」と記述されているわけですが、実際どのようなハードウェアの構成になるのかは不明なままです。


そんな中、ベンチマークソフトのGeekbench BrowserがAppleの公式ページ上にある言葉を基にしたベンチマーク結果を掲載しています。このベンチマーク結果はAppleの言葉通りのパフォーマンスをA8Xチップが発揮するように、iPad Air 2に搭載されているCPUやRAMなどを推測したもので、ページ上で「iPad5,4」とされているのがiPad Air 2というわけ。これによれば、iPad Air 2がAppleの公言するようなパフォーマンスを発揮するには3コア構成のCPUと2GBのメモリを搭載する必要がある、とのことです。

CPUのベンチマーク結果は以下の通り。数値が高いほど高いパフォーマンスを発揮している、というわけで「シングルコア」はCPUの1コアでどれくらいのパフォーマンスを発揮するか、「マルチコア」は全体でどれくらいのパフォーマンスになるのか、を表しています。「マルチコア」のオレンジ色グラフがCPU全体のパフォーマンスを表しており、iPad Airの数値よりもiPad Air 2の数値が40%増加するように、CPUの構成などが推測されたというわけ。

シングルコア


マルチコア


Geekbench Browserを開発しているPrimate LabsのJohn Poole氏は、この推測にかなり自信満々な様子。なお、これまでAppleはiPhone 5にA6チップを搭載し、第4世代iPadにはA6Xチップを搭載させる、といった風にiPhoneとiPadに搭載するチップの間に少しの変化を加えてきましたが、CPUのコア数はどれも変化がなく、主な変更点はGPUのパフォーマンス向上でした。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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