OpenAIが「GPT-4」を一般公開し誰でも利用可能に、ChatGPT内でコードを実行する機能も正式リリース
OpenAIが高性能モデル「GPT-4」のAPIを一般公開しました。また、ChatGPT Plusの会員向けにコード実行プラグイン「Code Interpreter」の一般公開も予告されています。
GPT-4 API general availability and deprecation of older models in the Completions API
https://openai.com/blog/gpt-4-api-general-availability
GPT-4 API is now available to all paying OpenAI API customers. GPT-3.5 Turbo, DALL·E, and Whisper APIs are also now generally available, and we’re announcing a deprecation plan for some of our older models, which will retire beginning of 2024: https://t.co/H11w4IalNZ
— OpenAI (@OpenAI) July 6, 2023
OpenAIは使用トークンに応じて料金が発生する有料APIサービスを展開しており、ユーザーはAPIを介して文章生成モデル「GPT-3.5」や画像生成モデル「DALL·E」などを利用可能です。これまでGPT-4のAPIは一部のユーザーに向けて限定公開されていたのですが、今回の発表によって誰でもGPT-4のAPIを利用可能となりました。
すでにOpenAIのAPIへの支払い履歴のあるユーザーはコンテキストサイズ8kのGPT-4のAPIを使用可能です。また、新規ユーザーに対しても2023年末までに8kトークン版GPT-4が提供され、その後はOpenAIのリソース量に合わせて対応コンテキストサイズが拡大される予定です。
また、OpenAIは2023年3月に導入したチャット用API「Chat Completions API」へのアクセス量がAPI全体の97%を受けて、旧版API「Completions API」で利用可能だったモデルを2024年1月4日までに段階的に廃止することを発表しています。利用できなくなるモデルの一覧や期日は以下のリンク先で確認できます。
Deprecations - OpenAI API
https://platform.openai.com/docs/deprecations
さらに、Open AIはChatGPT Plus会員向けにテスト公開していたコード実行プラグイン「Code Interpreter」を2023年7月中に一般公開することも発表しています。ユーザーは「Code Interpreter」を用いることでChatGPT内でコードを実行し、データの解析やグラフの作成などを行えます。
Code Interpreter will be available to all ChatGPT Plus users over the next week.
— OpenAI (@OpenAI) July 6, 2023
It lets ChatGPT run code, optionally with access to files you've uploaded. You can ask ChatGPT to analyze data, create charts, edit files, perform math, etc.
Plus users can opt in via settings. pic.twitter.com/IjH5JBqe5B
・関連記事
「ChatGPT」に使われる言語モデル「GPT」からうまく答えを引き出すためのOpenAI公式ガイド - GIGAZINE
「GPT-4の改良」「コストの削減」などOpenAIがAPIの大幅アップデートを発表、GPT-4を利用できる人数の増加にも意欲的 - GIGAZINE
ChatGPTへのトラフィックがリリース以降初の減少へ - GIGAZINE
ChatGPTのウェブブラウジング機能が一時停止、有料記事を無料で読めてしまうとの報告から - GIGAZINE
無料でGPT-4を使い倒して料金を他人に払わせる「海賊版GPT-4」が横行している - GIGAZINE
・関連コンテンツ