「Google Pixel Tablet」と「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の性能を徹底ベンチマーク比較レビュー&どれぐらい熱くなるのか温度測定してみた
Googleが2023年に発売した「Google Pixel Tablet」はGoogle独自開発チップ「Google Tensor G2」を搭載しています。同じくGoogle Tensor G2を搭載しているスマートフォン「Pixel 7」&「Pixel 7 Pro」とベンチマーク結果を比較してみました。
手元でお手伝いしてくれる Google Pixel Tablet - Google ストア
https://store.google.com/jp/product/pixel_tablet?hl=ja
Google Pixel TabletはGoogle純正のAndroidタブレットで、充電機能付きスピーカーが付属するという特徴を備えています。Google Pixel Tablet本体やスピーカーの外観は以下の記事で確認できます。今回はベンチマークアプリを使ってGoogle Pixel Tabletの処理性能を検証してみます。
まさかのスピーカー付属Google純正Androidタブレット「Google Pixel Tablet」フォトレビュー - GIGAZINE
まずは定番ベンチマークアプリ「Geekbench 6」のAndroid版をGoogle Pixel Tabletへインストールしようとしたのですが、「このアプリは、お使いのデバイスでは利用できません」と表示されてインストールできませんでした。
「PassMark PerformanceTest」のAndroid版はGoogle Pixel Tabletにもインストール可能だったので、PassMark PerformanceTestでベンチマークを実行することにしました。
PassMark PerformanceTestで確認したGoogle Pixel Tabletのハードウェア構成が以下。CPUは8コアで最大動作周波数は2850MHzです。また、メモリは7.2GB搭載されています。
Google Pixel TabletとPixel 7、Pixel 7 Proのハードウェア情報は以下の通り。CPUの性能は同一ですが、メモリ容量はGoogle Pixel Tabletが最も少ないです。
デバイス名 | Google Pixel Tablet | Pixel 7 | Pixel 7 Pro |
---|---|---|---|
CPUコア数 | 8 | 8 | 8 |
最大動作周波数 | 2850MHz | 2850MHz | 2850MHz |
メモリ容量 | 7.3GB | 7.3GB | 11.2GB |
PassMark PerformanceTestでは、以下のように「システム構成(System)」「CPUテスト(CPU Tests)」「メモリテスト(Memory Tests)」「ストレージテスト(Disk Tests)」「2Dグラフィックステスト(2D Graphics Tests)」「3Dグラフィックステスト(3D Graphics Tests)」が表示されます。
Google Pixel TabletとPixel 7、Pixel 7 Proのベンチマーク結果は以下の通り。Google Pixel Tabletはすべてのテスト結果でPixel 7を上回り、ストレージテストと3Dグラフィックステスト以外の4項目でPixel 7 Proを上回りました。いずれのテスト結果でもGoogle Pixel TabletとPixel 7 Proの間に大きな差は生じなかったため、Google Pixel TabletはPixel 7 Proと同等か少し上のスペックを備えた端末と言えます。
デバイス名 | Google Pixel Tablet | Pixel 7 | Pixel 7 Pro |
---|---|---|---|
システム構成 | 15427 | 14673 | 14778 |
CPUテスト | 7082 | 6896 | 6780 |
メモリテスト | 30072 | 28059 | 28420 |
ストレージテスト | 135247 | 80696 | 144256 |
2Dグラフィックステスト | 56846 | 45738 | 48068 |
3Dグラフィックステスト | 50720 | 47298 | 60082 |
続いて、高負荷時の温度変化を確かめるために、Google Pixel Tabletを充電スピーカーホルダーにセットした状態でバックカメラでムービーを1時間撮影し続けてから赤外線サーモグラフィー「FLIR i3」で温度を測定してみました。
最も温度が高いのは電源ボタンが搭載された辺の背面側で、温度は38.5度でした。手で触って温かい程度で、危険な温度ではありません。
ディスプレイ側で最も温度が高いのは背面の高温部分のちょうど反対側で、34.2度でした。Google Pixel Tabletは高負荷時でも温度を低めに保てるようです。
Google Pixel Tabletのバッテリー持続時間や付属の「充電スピーカーホルダー」にセットした際の充電スピードは以下の記事で詳しく検証しています。
「Google Pixel Tablet」のバッテリーは何時間持続するのか&何時間で満充電できるのか徹底検証してみた - GIGAZINE
なお、Google Pixel TabletはAmazon.co.jpで税込7万9800円で入手できます。
Amazon.co.jp: Google Pixel Tablet Porcelain GA04750-JP : パソコン・周辺機器
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