ゲーム

ARで立体的にボードゲームがプレイできる「Tilt Five」


顔に装着したARデバイスと卓上に広げた反射板を使って、立体的な卓上ホログラムによるゲームをプレイできる「Tilt Five」が登場しています。

Tilt Five | Reinventing Game Night
https://www.tiltfive.com/

「Tilt Five」でゲームをするとどんな感じなのかは、以下のムービーを再生するとよくわかります。

Tilt Five - Gaming With Tabletop Holograms! - YouTube


Tilt Fiveを構成するデバイスは大きく分けて3つです。1つ目は、顔に装着する「グラス」です。


2つ目は、卓上に展開する「ボード」。


そして、3つ目がコントローラーである「ワンド」です。


これにより、プレイヤーは立体感のあるゲームをプレイすることができます。


仕組みはシンプルです。グラスには小型のプロジェクターが内蔵されており、目ではなくボードに向けて映像を投影します。


ボードには小さな球形のリトロリフレクターが敷き詰められており、グラスからの映像を反射します。


ボードに投影された映像が目に返ってくることで、プレイヤーは立体的なホログラムを見ることができるというわけです。


ゲームの操作はBluetooth接続されたワンドで行います。


グラスをそろえればマルチプレイも可能。グラスは眼鏡の上からでも装着できます。


VRゴーグルのように視界を遮るわけではないので、卓上にお菓子や飲み物、ボードゲームに使用する小物を広げてのプレイもOKです。


グラスへの映像出力は、USBケーブル接続したPCから行われるので、グラス自体は約100gと軽量です。また、グラスにはステレオスピーカーも搭載されています。


将来的にはAndroidスマートフォンやiPhone、macOSデバイスとの接続にも対応する予定とのこと。


実際に使用している様子はこんな感じ。いくつか無料のゲームソフトが付属しているほか、Steamで有料ソフトが販売されています。


全世界で4000万個以上売れた人気ボードゲーム「カタン」も登場する予定とのこと。

CATAN - Tilt Five AR | Holograms Arrive on CATAN - YouTube


Tilt Fiveは2019年にクラウドファンディングサイト・Kickstarterのプロジェクトとして開始され、パンデミックのあおりを受けてスケジュールが遅れるなど紆余曲折がありながらも2022年にリリースを果たしました。価格は359ドル(約5万円)からとなっていますが、記事作成時点では日本への出荷には対応していません。

XE Kit - 1-pack | Tilt Five
https://www.tiltfive.com/product/xe-kit-1-pack

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
AppleがARヘッドセット「Vision Pro」を発表、ディスプレイという制限から解き放たれ好きな場所で好きなアプリを目と手と声で操作可能に - GIGAZINE

Metaが2023年から4年間のAR・VRハードウェアに関するロードマップを発表、VRヘッドセットの新機種やARスマートグラス・スマートウォッチなどの計画を明かす - GIGAZINE

ARコンテンツがいまいち普及しない一因はAppleにあるという指摘 - GIGAZINE

Xiaomiが完全ワイヤレスのARグラス「Xiaomi Wireless AR Glass」を発表、ジェスチャー操作&スマホとNFCでタップするだけでペアリング - GIGAZINE

メガネに取り付けるオープンソースARデバイス「Monocle」とは? - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画,   ゲーム, Posted by log1l_ks

You can read the machine translated English article here.