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Googleがユーザーエクスペリエンス指標「Core Web Vitals」の応答性の指標を2024年に変更


Googleが、ユーザーエクスペリエンスを測定するにあたって用いている3つの指標のうち、応答性を測定する「First Input Delay(FID:最初の入力までの遅延)」に代わって、2024年から「Interaction to Next Paint(INP:次の描画への影響)」を推進していくことを発表しました。

Introducing INP to Core Web Vitals  |  Google Search Central Blog  |  Google Developers
https://developers.google.com/search/blog/2023/05/introducing-inp


Advancing Interaction to Next Paint
https://web.dev/inp-cwv/


Googleは2020年5月、優れたユーザーエクスペリエンスを実現するための品質シグナルとして、感覚的な読み込み速度を測定する「Largest Contentful Paint(LCD:ユーザーがページ内で最も有意義なコンテンツをどれだけ早く見られるか)」、応答性を測定する「FID」、ページの安定性を測定する「Cumulative Layout Shift(CLS:ページコンテンツの予期しないレイアウトのずれを定量化)」の3つをあわせた「Core Web Vitals」を発表。サイトオーナーが「Chrome UX Report」でCore Web Vitalsを確認できるようにしました。

Google Developers Japan: Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標
https://developers-jp.googleblog.com/2020/05/web-vitals.html


このうち、FIDについては既知の制限があるということで、Chromeチームは制限に効果的に対処すべくフィードバックを募集。2022年に新指標としてINPを発表し、有効性のテストを始めました。

1年間のテストとコミュニティからのフィードバックを受けて、ChromeチームはINPをFIDに代わるCore Web Vitalsの新指標として2024年3月から推進していくことを決定しました。以下がそのタイムラインを示したもの。


サイトオーナーは、Core Web Vitals改善のガイダンスに従っている場合、ページの応答性についてすでに考慮しているはずで、FIDに対して行われた改善はINPでも優れた基盤になるとのこと。

ただし、モバイルデバイスで良好なFIDパフォーマンスを示すサイトが93%なのに対して、良好なINPを備えたサイトは65%にとどまるとのことです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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