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Googleが検索ランキング算定の新方式の導入時期を「2021年5月」と発表


Googleが2020年11月10日に公式ブログを更新し、検索ランキングの算定に用いられる新しい「ページエクスペリエンスシグナル」を2021年5月にロールアウトすると発表しました。

Official Google Webmaster Central Blog: Timing for bringing page experience to Google Search
https://webmasters.googleblog.com/2020/11/timing-for-page-experience.html

Googleは2020年5月に、「検索の表示順をページエクスペリエンス重視に変更する」と発表していました。

GoogleがGoogle検索の表示順をページエクスペリエンス重視に変更すると発表、一体何が重視されるのか? - GIGAZINE


上記の発表の際、Googleは新しいページエクスペリエンスシグナルを導入する時期を「2021年以降」としており、少なくとも導入の半年前には具体的な時期を公表することを確約していました。そして、Google検索のプロダクトマネージャーであるジェフリー・ホセ氏は2020年11月に、事前の約束どおり半年後の「2021年5月」からページエクスペリエンスシグナルの運用を開始することを発表しました。

Googleが2021年5月から運用を開始するページエクスペリエンスシグナルは、ウェブページの読み込み速度・応答性・視覚的安定性を中心とする「Core Web Vitals」と、モバイルフレンドリーセーフブラウジングHTTPSセキュリティ煩わしいインタースティシャルに関するガイドラインといった既存の検索シグナルを組み合わせたものです。


Googleはまた、上記の変更と同時に「優れたページエクスペリエンスを持つ検索結果のページの強調表示」についてのテストを行うことを発表しています。これには、検索結果に表示されるスニペットおよび画像プレビューや、ページエクスペリエンスの基準を満たしているかどうかを視覚的に識別可能なインジケーターが含まれています。

また、ユーザーベースの改善だけでなく、ウェブサイトの所有者がページエクスペリエンスを改善するためのツールも拡充していく方針です。例えば、Search ConsoleのレポートにCore Web Vitalsの結果を追加することで、問題の詳細を確認できるようになります。これにより判明した課題は、PageSpeed InsightsLighthouseを用いて修正と確認を繰り返していくことが可能です。

ホセ氏は、公式ブログでの発表声明の中で「Google検索の使命は、ユーザーが最も関連性が高く、質の高いサイトを見つけられるようにすることです。そこで、最高のユーザーエクスペリエンスを強化し、ユーザーが探している情報を確実に見つけられることを目標に、今回のアップデートを発表しました。今後もより多くのページエクスペリエンスシグナルを採用するとともに、素晴らしいサイト作りを可能にするツールやリソースを用意していく予定です。これにより、ユーザーに愛されるウェブエコシステムが築かれることを願っています」と述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks

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