Googleが過去1年で検索アルゴリズムをどう変更したのか&どんな影響があるのかを可視化するとこうなる
Googleはユーザーエクスペリエンス(UX)改善のため、常に検索エンジンのアルゴリズムを進化させています。アルゴリズムの変更によりGoogle検索結果の順位が変更されることも多く、「Googleがいつ・どんなアルゴリズム変更を行ったのか」は、ウェブサイトの流入分析に役立ちます。そんなGoogleのアルゴリズム変更について、2021年1月から12月までの内容をまとめた図が公開されました。
An Overview of Google's Algorithm Updates in 2021 [Infographic] | Social Media Today
https://www.socialmediatoday.com/news/an-overview-of-googles-algorithm-updates-in-2021-infographic/617013/
以下がGoogleが2021年1月から12月までで行ったアルゴリズム変更を示した図。
まずは上半期について。
2月には「Passage Ranking(Passage Indexing)」を英語版の検索エンジンで導入しました。これはページ全体ではなくページ内にあるテキストコンテンツの一部(Passage)だけを評価してランキングする仕組みです。
またGoogle検索には、検索ワードに対する「答え」をウェブページから抽出してGoogle検索結果の上位に表示する「強調スニペット」というものがあります。3月には強調スニペットで引用されていたページのランキングが謎の降下を果たし、その3週間後に回復するという事態が起こりました。この件について、Googleは特に何も説明していません。
4月にはプロダクトレビューアップデートというアルゴリズムアップデートを実施。これは、高品質な商品レビューを掲載するページを高く評価し、検索結果上位で表示するためのアルゴリズム変更です。
そして6月と7月にGoogleはコアアップデートを実施。コアアップデートは年に数回行われる大型アップデートです。全体的に言うと、2021年6~7月のアップデートでは辞書・口コミサイト・地域情報サイト・公式サイトなどが優遇されるようになりました。
また6月のページエクスペリエンスアップデートでは、GoogleのUX指標「Core Web Vitals」が導入され、AMPバッジが廃止されました。これらはGoogle検索の結果やGoogleニュースのトップストーリーにも影響を及ぼしています。加えて、6月にGoogle検索・画像検索において、スパム対策のアップデートも実施しています。
下半期は以下の通り。
前述の通り7月にはコアアップデートが行われたほか、リンクに関するスパム対策のアップデートも実施されました。
8月にはタイトル生成システムのアップデートが行われ、検索結果に表示される記事タイトルの生成方法が変わりました。具体的に言うと、アップデート以前はタイトルがクエリに依存する形で生成されていたのですが、アップデート後はページ全体の内容を反映する形で生成されるようになったとのこと。また、titleタグ以外の要素がタイトル生成により積極的に利用されるようになっています。
11月には3度目のコアアップデートと、スパム対策のアップデートを実施。またインドを始めとする一部の国において検索結果を自動翻訳する機能が追加されました。そして、12月には2021年2回目のプロダクトレビューアップデートにより、「レビューの信頼性を強化するビジュアル&オーディオコンテンツ」や「複数の販売者へのリンク」が重視されることが発表されました。
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in メモ, Posted by darkhorse_log
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