なぜ服のサイズ表記はメチャクチャで当てにならないのか?

オンライン上で手軽に服を購入できるようになりましたが、同じサイズ表記でもブランドによって服のサイズ感は大きく異なります。特に女性もののサイズ表記は当てにならないとして、The Puddingがなぜそのようなことが起こるのかを解説しました。
Sizing chaos
https://pudding.cool/2026/02/womens-sizing/
以下は、国立健康統計センターによるアメリカの10歳・11歳女子のウエストの数値をもとにした、服のサイズの分布を示した図です。中央値はウエストが26~28インチ(約66~71cm)で、ピッタリなサイズは「ジュニアサイズのM」となるそうです。

その後、15歳までにほとんどの女の子は成長期・思春期を経て成人の身長に達します。この年頃になるとジュニアサイズではサイズが合わなくなる女の子がほとんどだそうです。そのため、このタイミングで大人の女性サイズの服を着るようになります。中央値のジャストサイズは「M」ですが、体の小さい方から10パーセンタイルの子は「XS」、90パーセンタイル(=体の大きい子)は「XL」が適合サイズとなります。

子ども服の場合、ほとんどは年齢や発達段階と結びついてサイズが決められているそうです。これは子どもが成長するにつれ、服も成長していくという考えに基づいています。このため、子ども服に比べてティーン向けの服は体にフィットしたデザインになりますが、大人向けに比べるとウエストラインは高く、曲線が目立たないようになっています。しかし、大人向けの服は考え方そのものが子ども向けとは異なっています。
大人の服の場合、サイズは「S」「M」「L」といった表記だけでなく、より細かな数字での表記もあります。この場合、15歳女子の平均ウエストサイズがピッタリなサイズ表記は「10」です。

しかし、20代女子の平均ウエストサイズがピッタリになるのは「14」サイズです。これは標準的なサイズ表記の「L」になります。このように、年を取るにつれて平均体形の女性がピッタリなウエストサイズの衣服は、サイズが大きくなっていくわけです。

問題はほとんどの「ストレート」あるいは「レギュラー」などと表記されている服のサイズが、「16」サイズまでしかないというところにあります。その結果、何百万人もの成人女性(半数以上)が標準サイズの範囲から除外されてしまっているというわけ。
また、サイズはブランドによって大きく異なり、同じアパレル企業内でもブランドによってサイズ感は大きく異なります。規制や普遍的なサイズ基準は存在しません。そのため、各ブランドが独自のサイズガイドを作成せざるを得ない状況となっています。
普遍的なサイズ基準はありませんが、ASTM Internationalが非公式のガイドラインを定期的に発表しています。衣料品メーカーはこれらの基準に緩く従う場合もありますが、多くの場合、ブランドはターゲット顧客層に合わせて独自の慣行を調整することを好むため、サイズは大きく異なってしまうわけです。
以下はASTM Internationalガイドライン「00~20(XXS~XXL)」サイズと、有名ブランドのサイズ表記を比較したもの。例えば、ルイヴィトンの「M」サイズは、ASTM Internationalガイドラインの「XS」に相当しています。

The Puddingは「ブランドに特定のサイズ体系を採用することを強制するルールはありません。『本当のサイズ8』などというものも存在しません。ブランドがサイズ表を常に開発し、カスタマイズしているのであれば、壊れたシステムを維持する意味はほとんどありません。そもそもサイズというものはどれも作り話です。なぜもっと良いものにできないのでしょうか?」と記しています。
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in メモ, Posted by logu_ii
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