アート

実写なのにCG画像にしか見えない写真たち


どこからどう見てもコンピューターで作った3DCG画像にしか見えない写真4枚とその撮影工程を、ノルウェーに拠点を置くデザインスタジオ「Skrekkøgle」が公開しています。

Still File - Skrekkøgle
http://skrekkogle.com/projects/still-file/

◆1枚目:3種の立体
以下の写真には「木目調の立方体」「反射の強い球体」「白い円すい」がCGにありがちな「白黒の市松模様」の上に並んでいます。各立体の市松模様への写り込み方や球体の反射などが圧倒的な非現実感を醸し出しています。


制作工程はこんな感じ。「木目調の立方体」は木製の立方体に木目調フィルムを貼り付けて作成したようです。


円すいの作成には3Dプリンターを使用。


市松模様の布の上にガラスの板をのせて反射を表現しています。


◆2枚目:黒い背景に浮かぶ立方体
黒色の背景に黄色い立方体がポツンと浮かぶ写真。背景のかすかなしま模様がCGっぽさを際立たせています。


立方体は、影を演出するために3色の色画用紙で作成。


黒い紙を均等な間隔で折り曲げます。


撮影は、以下のような環境で行われました。


◆3枚目:非現実的なティーポット
注ぎ口でバランスを取るティーポットや地面に埋まったティーポットが写る不思議な写真。


ティーポット作成時の様子はこんな感じ。


撮影の様子。照明の位置がCGっぽく見せる肝なのかも。


◆4枚目:メタリックボールが集合した立方体
「金属光沢を帯びた球体が集まった立方体」が「逆さになった景色」の中に浮いている写真。


立方体は、以下のようにメタルボールを規則正しく並べて作成されました。


不思議な背景は、「景色のパノラマ写真」を長い紙に印刷し、逆さにした状態で立方体をグルッと囲むように配置することで実現しています。

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in アート, Posted by log1o_hf

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