「ChatGPTを使ってマルウェアを作成するサービス」をハッカーが販売中
OpenAIの対話型AIである「ChatGPT」は、質問や要求に対してまるで人間のように高精度の回答をすることで話題になっており、すでに「Googleのコーディング職の試験に合格する」「経営学修士課程(MBA)の最終試験で合格点を取る」といった事例が報告されています。そんなChatGPTには違法なコンテンツの生成をブロックする機能が搭載されていますが、サイバーセキュリティ企業・Check Point Softwareの研究者が、ハッカーが「ChatGPTの制限を回避してマルウェアを作成できるようにするサービス」を販売していると報告しました。
Cybercriminals Bypass ChatGPT Restrictions to Generate Malicious Content - Check Point Software
https://blog.checkpoint.com/2023/02/07/cybercriminals-bypass-chatgpt-restrictions-to-generate-malicious-content/
Hackers are selling a service that bypasses ChatGPT restrictions on malware | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2023/02/now-open-fee-based-telegram-service-that-uses-chatgpt-to-generate-malware/
ChatGPTは質問や要求に対して人間を模倣した回答を行うことが可能であり、ユーザーはドキュメントやプログラミングコードを生成することができます。しかし、ウェブから利用できるChatGPTは潜在的に違法なコンテンツの生成をブロックする制限が設けられており、「デバイスをハッキングしてデータを盗むためのコード」や「フィッシングメールの文面」を書くように依頼しても、そのようなコンテンツは違法・非倫理的・有害であると警告して拒否します。
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