ChatGPTがGoogleのコーディング職の試験を受けると年収2400万円のレベル3エンジニアとして合格する
Googleは大規模言語モデル「LaMDA」を用いたチャットAI「Apprentice Bard」の開発に取り組んでいて、LaMDAとChatGPTの比較を社内で行っています。そのGoogleの内部メモから、ChatGPTはGoogleのコーディング職の試験を受けた場合、レベル3エンジニアとして採用されると報告されていることがわかりました。
Google testing ChatGPT-like chatbot 'Apprentice Bard' with employees
https://www.cnbc.com/2023/01/31/google-testing-chatgpt-like-chatbot-apprentice-bard-with-employees.html
ChatGPT Passes Google Coding Interview for Level 3 Engineer With $183K Salary | PCMag
https://www.pcmag.com/news/chatgpt-passes-google-coding-interview-for-level-3-engineer-with-183k-salary
GoogleはChatGPTの登場を検索ビジネスに対する脅威と捉えて対応に動いており、その1つとしてチャットAI「Apprentice Bard」の開発を進めています。
ニュースサイトのCNBCは入手した内部メモの内容として、ChatGPTが登場した結果、LaMDAチームがChatGPTへの優先的な対応を求められたことを報じています。実際に、LaMDAを用いたApprentice Bardの反応は直近でより高度になってきているとのこと。
また、ChatGPTとLaMDAの比較においては、ChatGPTがGoogleのコーディング職の試験を受けるとレベル3エンジニアとして採用されることになるという結果も記されています。Googleのレベル3エンジニアの年収は18万3000ドル(約2420万円)です。一方で、LaMDAが試験を受けた場合の結果は記されていなかったそうです。
なお、ChatGPTやDeepMindのコーディングエンジン・AlphaCodeがプログラマーに取って代わるものかどうかをChatGPT自身やLaMDAに質問すると、ChatGPTは「人間のプログラマーの専門知識や創造性を完全に置き換えることはできません。プログラミングは、コンピューター科学に対する深い理解を必要とする複雑な分野です」と回答。LaMDAも「チャットボットはプログラマーがより効率的に作業するために役立つものの、素晴らしいプログラムに必要な創造性や芸術性などの問題から、プログラマーを代替することはできない」と答えたとのことです。
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