1キーで3端末との接続を切り替えられテンキーなしでコンパクトなワイヤレスメカニカルキーボード「SIGNATURE K855」レビュー

ロジクールの有線メカニカルキーボード「K835」のワイヤレス版にあたる「K855」が2022年8月4日(木)に発売されることになりました。赤軸(リニアキー)採用により長時間でも快適なタイピングを実現するモデルで、幅はテンキーなしで355.2mmとコンパクトなのが特徴。ワイヤレス接続は独自のLogi boltとBluetoothに対応し、最大3台の機器に対応したキーを押すだけで接続できるということなので、発売前に実際に触ってみました。

コンパクトかつコストパフォーマンスに優れたワイヤレスメカニカルキーボードを発売
https://press.logicool.co.jp/ja-jp/kx855/

これが「SIGNATURE K855」の外箱。鮮やかなライトグリーンが目立ちます。

本体はこんな感じ。キー配置は左下が「Ctrl」で、「Fn」はスペースキーより右側に配置されています。

Windows・macの両用ということで「Windows」キーの代わりに「スタート/opt」キーが配置されています。

また、上方の「F1」から「F3」にそれぞれ1つずつ端末とペアリングして接続対象を切り替える機能が付与されています。通常の「F1」などのキーとして使いたい場合はFnキーと一緒に押します。

キーボードを手前から見たところ。キーがかなり高めに浮いているように感じます。

キーストローク(押し込みの深さ)は5mm。

キートップ幅は12mmで、キーピッチは19mm。

キーボード上方側。ポート類はありません。

キーボードに角度をつけるための形状でありつつ、垂直に自立するので、収納が省スペースに行えます。

右側面には電源スイッチがあります。

左側面は何もなし。

背面には折りたたみ式の脚が配置されています。

背面カバーの中にはUSBレシーバー(Logi bolt)収納スペースがあります。必要な電池は乾電池(単4電池2本)。

USBレシーバーは開封時、本体内ではなく箱の手前側の溝にセットされています。

重量はレシーバー、乾電池込みで683gです。

キートップを外したところ。上に引き抜くだけで簡単に取れるため、メンテナンス性は良好です。

実際に打鍵してみた音はこんな感じで聞こえます。キーを叩いた瞬間に「カツッ」と大きめの音がします。打鍵の勢いを弱めにしても「カシュカシュ」という音は消せないため、「打鍵している」という気持ちよさはある一方、リモート会議でのメモ取りや静かな職場など、打鍵音が目立つことが好まれない場には適しません。

ロジクールのワイヤレスメカニカルキーボード「SIGNATURE K855」打鍵音 - YouTube

F1キーにiPad、F2キーにノートPCを割り当てたときの切り替え時の動作はこんな感じ。キーを押して白色ランプが点灯したらもう切り替えは終わっていて、待ち時間はほぼ発生しません。ただ、iPadとノートPCでIMEの設定をそろえることができていないので、切り替わった直後の入力にちょっとばたつくことはありますが、あとは慣れの問題という印象です。

ロジクールのワイヤレスメカニカルキーボード「SIGNATURE K855」をiPadとPCを切り替えつつ使用 - YouTube

別途、「Logi Options+」をインストールするとさらに細かく設定が行えます。

Logi Options+ | ロジクール製品用ソフトウェアアプリ
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/software/logi-options-plus.html

上記サイトからダウンロードしたインストーラーを起動し、「OPTIONS+をインストール」をクリック。

「いいえ、結構です」をクリック。

右上の「スキップ」をクリック。

K855を接続した状態でインストールすると、このように画面中央にK855が現れるのでクリックすると設定画面に遷移します。表示されない場合は右上の「デバイスの追加」から追加を行って下さい。

「キー」の項目では、「F4」から「F12」に割り当てられた機能を変更することができます。

たとえば「F4」はデフォルトだと「検索」が割り当てられていますが、「End」「Insert」などの機能を割り当てることも可能。

また、複数キーの組み合わせを割り当てることもできます。

さらに、「アプリケーションの追加」でアプリケーションを選ぶと……

特定のアプリケーションの使用時のみ独自の機能割り当てを行うことができます。たとえば「メモ帳」使用時に「F4」に「Ctrl+N」を割り当てると、メモ帳を使っているときだけはF4キーを押すとテキストの新規作成が1キーでできて、その他のアプリ使用時はF4はデフォルト割り当ての「検索」として動作します。

「EASY-SWITCH」の項目では、F1～F3にペアリングされている機器の一覧が表示されます。

「設定」の項目では、F1～F12キーを普通のファンクションキーとして使うかどうかのトグルスイッチがあり、これをONにすると割り当てられている独自機能を使うときFnキーを押しながらF1～F12キーを押すように動作を変更できます。

ロジクール「SIGNATURE K855」は2022年8月4日(木)発売。価格はオープン価格で、ロジクールオンラインストアでは税込1万1500円での販売です。カラーはグラファイトとオフホワイトの2色あります。

Amazon.co.jp: ロジクール SIGNATURE K855GR 無線 メカニカルキーボード TTC製 赤軸 リニア Bluetooth Logi Bolt Unifying非対応 コンパクト 日本語配列 小型 テンキーレス メカニカル ワイヤレス キーボード グラファイト windows mac Chrome Android K855 国内正規品 : パソコン・周辺機器