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不気味な人形が毎月のようにテキサス州の浜辺で見つかる理由とは?


メキシコと国境を接するアメリカ南部のテキサス州の浜辺に、毎月のように朽ち果てた人形が流れ着いていることが話題となっています。なぜこのような人形が見つかるのかという謎について、現地を管理する研究者が解説しています。

Creepy dolls keep washing up on TX beaches, photos show | Fort Worth Star-Telegram
https://www.star-telegram.com/news/state/texas/article260817822.html

謎の人形が相次いで発見されるのは、テキサス州の湾岸沿いにあるミッション-アランサス国立河口研究保護区。現地を管理するテキサス大学海洋科学研究所所長のジェイス・トンネル氏ら研究員は保護区を定期的に検査しているのですが、ある時期から人形が毎月のように発見されるようになり、トンネル氏が数え始めてから合計30体以上が見つかっているとのこと。

人形の種類は両腕を失ったプラスチック製のものや頭だけになったダッチワイフなどさまざま。トンネル氏らは時折SNSに発見の報告を行うため、それを見た一般の人が「なぜ人形が見つかるのか」と不思議がっています。


トンネル氏らによると、保護区の湾岸はカリブ海からユカタン半島を過ぎてメキシコ湾に流れ込む「フロリダ海流」によって生み出される渦の影響を受けやすく、メキシコ湾の他の浜辺の10倍近くのゴミが流れ着いてしまうとのこと。このため、人形が見つかる理由は「人形だけが流れ着いているから」というわけではなく、単に「ゴミが多いから」というだけであるようです。

トンネル氏らは人形の漂着を面白がり、他のゴミと一緒に定期的な募金オークションに出品しています。ゴミにもかかわらず驚くべき数の人々が人形を欲しがり、中には35ドル(約4600円)で購入した人もいるとのこと。トンネル氏らは「人形で何をしているんだろう」と不思議がりつつも、オークションで得たお金をウミガメの救助プログラムに充てているそうです。

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in 動画, Posted by log1p_kr

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