TikTokが嫌なコメントにフラグ付けできる「Dislike」機能のテストを開始
ムービー共有サービスのTikTokが不適切なコメントを評価する「Dislike(興味がない)」機能のテストを開始しました。他にもコメント管理機能の強化など「安心安全なコミュニティ環境」を構築するための取り組みが発表されています。
TikTokの安心安全なコミュニティ環境を促進するための取り組み | TikTok ニュースルーム
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktokcommunity-2
TikTokの運営チームは、虐待的なコンテンツや憎悪に満ちたコンテンツをコミュニティガイドラインに沿って削除しています。この取り組みの一環として、TikTokは無関係・不適切なコメントを評価できる「Dislike」機能のテストを一部のユーザーを対象に開始しました。
各コメントに付けられた「Dislike」の数は表示されず、「Dislike」を付けたユーザーのみが確認できるとのこと。TikTokは「Dislike」機能について「この機能を実装することで、コメント欄がクリエイターの投稿したコンテンツについてのみやりとりする場である事をサポートすると同時に、コミュニティメンバー間のネガティブな感情が生まれないようにすることができます」と述べています。
また、コンテンツの制作者向けに「コメントのフィルタリング&一括ブロック」のテストも始まりました。加えて、ムービーに寄せられたコメントを自動的に分析し、「ネガティブな注目を集める可能性が高いクリエイター」に対してコメント管理機能を案内するシステムの開発も進めているとのことです。
TikTokは「TikTokは、コミュニティの安心安全と幸福を引き続き最重要事項と捉えています」と述べ、今後もコミュニティの健全化に対する取り組みを進める姿勢を示しています。
なお、TikTokのコミュニティガイドラインは以下から閲覧可能です。
TikTok コミュニティガイドライン
https://www.tiktok.com/community-guidelines?lang=ja
・関連記事
TikTokの年間広告収入は1兆円超に達する見込み、Twitterのほぼ倍でTwitter+Snapchatをも上回る - GIGAZINE
「TikTokが拡大するほど動画クリエイターは収益が少なくなる」という落とし穴がある - GIGAZINE
TikTokの親会社がInstagramやSnapchatに投稿されたコンテンツを自社SNSの偽アカウントで勝手に転載していた、「いいね」の水増しも - GIGAZINE
ロシアとウクライナでTikTokのおすすめ動画がどう違うのかを比較実験したらこうなる - GIGAZINE
TikTokがロシアからの動画アップロードやライブ配信を停止、ロシアの「フェイクニュース法」を受けて - GIGAZINE
・関連コンテンツ