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若者がInstagramで有害コンテンツを見続けているとき他のコンテンツを見るよう促す施策を導入へ


Facebookの国際関係担当ヴァイスプレジデントであるニック・クレッグ氏がCNNの番組「State of the Union」に出演し、10代の若者が繰り返し見ているコンテンツがウェルビーイングによくないものだと判断した場合に他のコンテンツを見るように促す「一休み」施策を導入する方針を明らかにしました。

Instagram to introduce “take a break” feature and “nudge” teens away from harmful content - The Verge
https://www.theverge.com/2021/10/10/22719545/instagram-introduce-take-a-break-nudge-teens-harmful-content-facebook


Facebookは社内で「Instagramは10代の若者にとって有害である」と認識していたことが、内部告発によって明かされています。

Instagramが10代の若者にとって有害だとFacebookは認識し続けていたことが判明 - GIGAZINE


この件について、Facebookは調査結果の一部が切り取られたものであると反論。

「Instagramは若者のメンタルヘルスに有害だという認識を隠していた」という報道にFacebookが公式反論 - GIGAZINE


しかし、保護者や専門家のコンセンサスを得るため、規約によりFacebookのアカウントを作ることができない13歳未満に向けたサービスとして開発していた「Instagram Kids」の凍結を決定しました。

Facebookが「子ども向けInstagram」の開発を凍結 - GIGAZINE


クレッグ氏はState of the Unionに出演した際、「我々は10代の若者にとって大きな違いを生むことになるだろう機能を紹介したいと思います。Facebookのシステムは10代の若者が同じコンテンツを何度も繰り返し見ていることを認識しており、それらのコンテンツが10代の若者のウェルビーイングを助長しないことも理解しています。そこで、そういったコンテンツではなく他のコンテンツを見るように10代の若者に働きかける機能を導入する予定です」と語り、この機能が暫定的に「Take a Break(一休み)」と呼ばれていることも明かしました。

なお、どういう基準で「ウェルビーイングにつながらないコンテンツ」だと判断するのかは明らかになっていません。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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