Appleが「マクロ写真コンテスト」の結果を発表、iPhoneのカメラ性能をフルに発揮した美麗マクロ写真がズラリ
AppleがiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxのマクロ機能で撮影された写真のみを対象としたコンテスト「Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジ」の結果を2022年4月13日に発表しました。上位入賞者の写真を見ると、「iPhoneならばこんな写真も撮れるのか」と驚かされます。
Apple、Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジの受賞作品を発表 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/04/apple-unveils-the-best-photos-from-the-shot-on-iphone-macro-challenge/
今回の写真コンテスト「Shot on iPhoneマクロ写真撮影チャレンジ」は、Appleが2022年1月25日~2月17日に応募していたもの。iPhone史上初となる最短焦点距離2センチメートルというマクロモードを備えたiPhone 13 ProとiPhone Pro Maxの性能をアピールする目的のコンテストで、入賞者はInstagramなどのApple公式アカウントで作品が広く公開されるほか、Apple Store直営店、Appleが実施する各種デジタル広告に作品が採用されることもあるという話でした。
そして2022年4月13日、Appleがこのコンテストの結果発表を行いました。というわけで、入賞者の作品が以下。
◆「Sea Glass」
トップバッターはアルゼンチンのGuido Cassanelli氏が海辺に流れ着いたガラス片をiPhone 13 Pro Maxで撮影した写真。審査員による選評は「最高の写真撮影はうっとりとさせてくれます。Guido Cassanelli氏の美しい写真は幽玄で、まるで別世界のようであり、神秘的です。iPhoneのマクロレンズを使ってくっきりと撮影されていながら、出来上がった写真には果てしない広がりとスケールがあります。幻想的な色の範囲は本当に華やかです」
◆「The Cave」
2番手に選ばれたのはイタリアのMarco Colletta氏がとらえたハイビスカスの花弁。選評は「横からマクロで撮影するのは、背景によって写真が乱雑にならないか考えないといけないので、簡単な作業ではありません。この写真は構図がいいですね。つぼみが花びらに囲まれていて、まるで抱きしめられ、大切に守られているようです。光と影が安らぎの感覚をもたらしています」
◆「Art in Nature」
インドのPrajwal Chougule氏が撮影したクモの巣に朝露がかかっている写真が3番手。選評は「これはまさに、シンプルで、図形的でありながら美しい写真の例です。水滴が豪華な小さい真珠を作り出し、それらが蜘蛛の巣の魅力的な形状をまとっています。ただ純粋に美しいです」
◆「A Drop of Freedom」
ハンガリーのDaniel Olah氏が撮影したユリの花弁に水滴がかかった写真も入選。選評は「この写真は、オランダの巨匠による花の絵を思わせる作品です。背景が花を美しく縁取り、花のゴージャスな赤や緑、青が前面に出て深い黒と対比されています。この写真は見る人の感情を惑わせ、中央の反射している水滴は本当に涙なのかもしれませんね」
◆「Leaf Illumination」
アメリカのTrevor Collins氏が投稿したのは、机の上に置いたイチジクの葉の接写画像。選評は「ただの葉っぱがこれほど魅力的になると誰が知っていたでしょうか。単純なバックライトによって、それなしでは気づかれることもないような、構造とつながりから成るこの隠された世界を明らかにできることは注目に値します」
◆「Strawberry in Soda」
アメリカのAshley Lee氏の作品は、炭酸水の中に落としたイチゴの画像。選評は「この写真を一目見た瞬間、私は息を呑みました。透明感と躍動感、そしていちごの鮮やかさが実によく表現された、大変楽しい作品です」
◆「Volcanic Lava」
近所の食料雑貨店に置かれていたヒマワリを接写したアメリカのAbhik Mondal氏の作品。選評は「植物や花の写真はマクロ写真撮影の基本ですが、Abhik Mondal氏のひまわりは、iPhoneの力を示す素晴しい例です。花びらが、万華鏡のような盤状の花や種へと見る人の視線を誘導しています。コントラスト、質感、巧みな構成が受賞の決め手となりました」
◆「Honeycomb」
アメリカのTom Reeves氏がとらえたのは、朝の散歩中に子犬に降り注いだ初雪の写真。選評は「この写真にはとても雰囲気があります。雪の結晶のこれ以上ないほどありのままの、未だ融けぬ美しさの中に、これらの雪の結晶をここに運んできた身を切るような冬の風を実感できます。フォトグラファーは、このように躍動感と生命力に溢れた、より大きなストーリーを伝える繊細なディテールを捉えることができました」
◆「Hidden Gem」
葉っぱの付け根にたまった水滴の写真で入選したのは、タイのJirasak Panpiansin氏。選評は「この写真の、葉の表面組織を照らし出すと同時に、その内部構造までさらけだす多様な光に魅了されました。私にとって優れた写真とは、ずっと見ていたくなる、探索したくなるような写真です。この写真はそれを美しく成し遂げています」
◆「The Final Bloom」
庭のチューリップが咲いてから風で吹き飛ばされるまでの短い一瞬をとらえた写真は、中国のHojisan氏の作品。選評は「Hojisan氏の写真は、非対称な構図と形態が美しいです。意図的に抽象化されており、色鮮やかな質感やフォルムと同じくらいに被写体を引き立てる背景のネガティブスペースが印象的です」でした。
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