ソフトウェア

Windowsを自動更新する「Windows Autopatch」が2022年7月に登場


多数のPCを導入している企業や組織では、それぞれのPCでちゃんとWindows Updateが行われているかどうかを確認するのにIT担当者が苦労することになります。この手間を省くため、WindowsやOfficeを自動的に最新の状態に更新する「Windows Autopatch」が登場します。

Get current and stay current with Windows Autopatch - Microsoft Tech Community
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/get-current-and-stay-current-with-windows-autopatch/ba-p/3271839


Microsoft: Windows Autopatch steals the 'fun' from Patch Tuesdays
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-windows-autopatch-steals-the-fun-from-patch-tuesdays/

Windows Updateが適切に設定されていればPCは基本的に最新の状態に保たれているはずですが、実際にはバックグラウンドでファイルのダウンロードが行われることが嫌われたり、再起動要求が煩わしかったり、また導入しているソフトウェアとの関係で容易にアップデートできなかったりと、さまざまな理由で、アップデートが行われていないことがあります。


「Windows Autopatch」は、この更新のギャップを埋める存在です。組織内の端末は、ごく少数が「Test」、全体の約1%が「First」、約10%が「Fast」、約90%が「Broad」という4つのリングに自動的に分類されます。管理者は特定の端末を別のリングに移動させることもできます。

更新はまず「Test」リングの端末にインストールされ、検証・テスト期間ののち「First」へ、そして「Fast」「Broad」へと順次展開されます。セキュリティ関連やファームウェア、必須機能の更新は迅速に展開されますが、UIやユーザー経験の変更が伴う変更はゆっくりと展開されるとのこと。

なお、Windows Autopatchは2022年7月から一般向けに提供開始予定で、機能そのものは無料で利用できますが、Windows Enterprise E3のライセンスが必要だとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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