ソフトウェア

Windows Updateを正常にインストールするには最低8時間オンラインのままである必要アリ


Windows Updateのプログラムマネージャーであるデイビッド・ガイヤー氏が、Windows IT Pro Blog上でソフトウェアアップデートについて解説したのですが、ここから「Windows Updateを正常にインストールするには最低8時間必要である」ことが明らかになり話題となっています。

Achieve better patch compliance with Update Connectivity data - Windows IT Pro Blog
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/achieve-better-patch-compliance-with-update-connectivity-data/ba-p/3073356


Microsoft Says Windows May Need up to 8 Hours to Update | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/news/windows-update-needs-eight-hours

Windows搭載端末が常に最新バージョンのOSをインストールしているわけではないということを理解するため、「Microsoftは多大な努力を払ってきた」とガイヤー氏は語っています。ガイヤー氏によると、Windowsのソフトウェアアップデートを正常にインストールするには、「端末の電源を入れてWindows Updateに接続する時間が必要」とのこと。


Microsoftの調査によると、インターネットに接続している時間が一定に満たない場合、Windows Updateが正常に行われる可能性は非常に低くなる模様。具体的には、端末がWindows Updateを確実に実行するには、最新のアップデートがリリースされてから少なくとも連続2時間オンライン状態である必要があり、さらにその後、アップデートをインストールするには6時間かかることも判明しています。つまり、Windows Updateを正常にインストールするには最低でも合計8時間オンライン状態である必要があるというわけ。

MicrosoftはPCがWindows Updateに接続されている時間を追跡し、統計データをまとめたものを「Update Connectivity」と呼んでいます。Update Connectivityによると、Windows 10以降のバージョンを搭載した端末における、Windows Updateの進捗状況をまとめたのが以下のグラフ。「In progress(進行中)」「Success(アップデート成功)」「Error(アップデート失敗)」となっており、約半数の端末がアップデートに失敗していることがわかります。


ガイヤー氏は「デバイスの所有者と通信し、デバイスの電源を一晩オフにするのではなく、デバイスを接続したままにしておくように促すことで、組織全体でより多くのデバイスがアップデート時間を最小とすることができるようになるでしょう」「端末を保護し、生産性を維持できるように、端末をインターネットに接続したままにしておくことの重要性を理解してください」と記しています。

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in ソフトウェア, Posted by logu_ii

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