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Twitterで「改悪」と話題になった新機能がわずか数日で巻き戻され以前の状態へ復帰


Twitterは2022年3月10日のアップデートでデザイン変更を行いましたが、ユーザーからは「仕様の改悪」がTwitterのトレンドに入るほど批判が殺到しました。そんなユーザーの声を受けて、Twitterは2022年3月14日にアップデートを以前の仕様に戻すと発表しています。


3月10日にTwitterアプリに対して行われたアップデートは、人気のツイートをアプリが提案する「トップツイート」を見るか、「最新のツイート」を順に見ていくかをタブで切替えることができるというもの。2021年10月にWeb版でテストすることが発表されましたが、当時の発表時点で「最新のツイートを優先的に表示してほしい」「トップツイートを使っているユーザーはほとんどいない」という批判の声が多く挙がりました。


3月10日に全ユーザーに実装された際には、「スワイプするだけで最新のタイムラインとトップツイートを切替えることができる」と告知されたものの、トップツイートを見る「ホーム」タブが常に最初に表示され、最新のタイムラインを常に使いたいユーザーにとっては不要なだけでなく一手間増えることになりました。そのため、「Twitterアプリの使用をやめる理由にもなりうる」というコメントが寄せられるほど批判が相次いでいます。


結果として、ユーザーの声を反映する形で3月14日にTwitterアプリでのタブ表示が削除され、3月10日以前の仕様にロールバックすることになりました。アメリカのニュースサイトのThe Vergeによると、「ロシアのウクライナ侵攻のような最新ニュースが注目される状況において、『おすすめ順』で時系列がバラバラになるトップツイートは混乱を招く可能性があります」とTwitterの仕様変更への批判が大きかった理由を説明しています。またThe Vergeは同様に、「Twitterは将来的にタイムラインに他の変更を検討している」ことをTwitterが声明で述べていると報道しています。

Twitterは2016年に「タイムラインを時系列順ではなく『重要な新着ツイートをトップに表示』に仕様変更」したり、2018年9月には「タイムラインの最上段にフォロー中のアカウントのライブ配信を表示」したりとアップデートを行っていますが、その度にユーザーからは批判の声が挙がって機能を取り下げています。

Twitterがタイムライン表示変更への批判に応えてユーザーで表示方法を制御できる新機能を開発中 - GIGAZINE

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in ソフトウェア, Posted by log1e_dh

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