完全無料な傑作FPSパズル「Portal」のスピンオフ「Aperture Desk Job」プレイレビュー、Portalの世界観でドタバタ×奇想天外な展開を楽しむインタラクティブなノベルゲーム
Steamを運営するValveの傑作FPSパズルゲーム「Portal」の世界観を継承したスピンオフ作品「Aperture Desk Job」が2022年2月28日から配信されています。本作はPortalの代名詞と言える2つの空間をつなげるウェポン「ポータルガン」を生み出した企業「Apature Science」を舞台にしたショート作品。無料で配信されているとのことなので、実際にプレイしてみました。
Steam:Aperture Desk Job
https://store.steampowered.com/app/1902490/Aperture_Desk_Job/
本作を起動すると最初に目に飛び込んでくるのが「このゲームはSteam Deckでのプレイに最適化されています」という表示。Steam Deckは2022年2月28日にリリースされたSteam公式の携帯ゲーミングPCのことで、本作はSteam Deckの販促も兼ねているようです。PCでも問題なくプレイ可能ですが、コントローラーが必須です。
本作の舞台は、ポータルガンを生み出した謎の企業・Apature Scienceで、時系列的には「Portal」よりも前にあたる様子。新入社員である主人公に対してApature Scienceの社長は「いかに世界を変えるのか?それは貴君次第だ」などの壮大な訓示を垂れますが、実際に割り当てられた仕事はトイレの製品検査。
製品検査のお仕事は、壁に描かれたイラストが示しているように、X・Y・B・Aのボタンを順繰りに押すだけと、かなり虚無。
しかし、故障しているとおぼしきトイレが運ばれてきた際に、主人公のサポート役として配属された「グレイディ」というロボットが何やら大金持ちになるアイデアをひらめいたとのこと。このグレイディは、「Portal 2」の準主役級キャラクターの「Wheatley」を思わせる容貌と口調です。
傑作FPSパズル「Portal」のスピンオフ「Aperture Desk Job」でトイレの製品検査中に大事故が…… - YouTube
こうしてグレイディが6カ月後に持ってきたのが、Portalプレイヤーならば必ず知っている「タレット」の原型。
その後も主人公はグレイディによってハチャメチャな展開に巻き込まれていきます。本作は体験・探索ジャンルの「ウォーキングシミュレーター」とのことですが、実際にはノベルゲームに近め。序盤の製品検査のようにインタラクティブな要素もありますが、基本的にはPortalの世界観を下敷きにした奇想天外な展開を楽しむゲームです。完全無料な上に30分程度でエンディングにたどり着く程度のボリュームなので、気になる人はサクッとプレイしてみることをオススメします。
「Aperture Desk Job」はSteamで配信中。価格は無料です。
Steam:Aperture Desk Job
https://store.steampowered.com/app/1902490/Aperture_Desk_Job/
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