YouTubeはクリエイターが仮想通貨やNFTを扱えるようエコシステムを拡張する方針
2022年1月25日、YouTubeのスーザン・ウォシッキーCEOが公式ブログで最新情報を公開しました。この中で「YouTubeショートの総再生回数が5兆回を超える」などといった情報とともに、クリエイターがNFT(非代替性トークン)などの新しいテクノロジーを活用できるように取り組んでいることが明らかになりました。
Letter from Susan: Our 2022 Priorities
https://blog.youtube/inside-youtube/letter-susan-our-2022-priorities/
Our 2022 Priorities - YouTube
ウォシッキー氏によると、YouTubeはパンデミックによる環境の変化に伴い急激に成長を果たし、年間1万ドル(約114万円)以上を稼ぐチャンネルの数は前年比40%増加。クリエイターが提供するメンバーシップや商品などは2021年だけで1億1000万回以上購入され、短時間の動画を視聴できる「YouTubeショート」の総再生回数は5兆回を超えたとのこと。
また、YouTubeのエコシステムは2020年内に新たに80万人以上の雇用を生み出し、市場規模の拡大が著しい点も強調されました。日本だけでも7万5970人の雇用を生み、GDPに2390億円貢献したことが、シンクタンクのOxford Economicsの調査で明らかになっています。
「スーパーチャット」といったクリエイターの収益源は記事作成時点で10種類ですが、今後これらに加え、暗号通貨やNFTといった新たな方法が導入される可能性が示唆されました。ウォシッキー氏は「私たちは常にYouTubeエコシステムの拡大に注力しており、クリエイターやファンがYouTubeで体験できることを引き続き強化しながら、クリエイターがNFTなどの新しいテクノロジーを活用できるよう支援しています」と記しています。
このほか、2021年の前半だけでも8000億回以上再生されたというゲーム分野や、ECサイトと連携したショッピング機能、持続可能性についても強化を進めていくことが発表されています。
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