オープンソースの電子ペーパー式メモデバイス「PineNote」の開発版が登場
シングルボードコンピュータ「Quartz64」やLinuxが動作するスマートフォン「PinePhone」などのオープンソースデバイスを多数展開するPINE64が、ペンで書き込み可能な電子ペーパーデバイス「PineNote」の開発版「PineNote Developer Edition」の販売ページを公開しました。
PineNote Developer Edition - PINE STORE
https://pine64.com/product/pinenote-developer-edition/
PineNoteは、「Raspberry Pi 4」と同等性能のシングルボードコンピュータ「Quartz64 model-A」から派生したチップやWi-Fi・Bluetoothなどの通信モジュールを搭載した電子メモデバイスで、設計図やソースコードを公開していることを大きな特徴としています。
PineNoteの詳細スペックは以下の通り。
ディスプレイサイズ | 10.3インチ |
解像度 | 1404×1872ピクセル、227dpi |
階調 | 16 |
調光 | 36段階、暖色・寒色切り替え可能 |
CPU | RK3566 1.8GHz 64-bit quad-core A55 |
GPU | MALI G52 2EE |
システムメモリ | 4GB、LPDDR4 |
ストレージ | 128GB eMMC |
無線接続 | Wi-Fi:2.4/5GHz 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth:5.0 |
オーディオ | ステレオスピーカー搭載 |
バッテリー | 4000mAH LiPo |
充電端子 | USB Type-C |
寸法 | 191.1mm×232.5mm×7.4mm |
重さ | 438g |
ページ送り機能や消しゴム機能が搭載されたスタイラスペンも開発中です。
また、スタイラスペンを磁力でくっつけられる専用カバーも開発されています。
記事作成時点では、PineNote Developer Editionは399ドル(約4万5600円)で販売されています。ただし、PineNote Developer Editionは開発者向けのテスト版であり、モバイルデバイスやLinux関連の専門知識を持つユーザーを対象としているとのこと。また、PineNote Developer Editionの購入には開発者向けに配布されているコードが必要となっています。
なお、PineNoteの設計図やソースコードなどの情報は、以下のページにまとまっています。
PineNote - PINE64
https://wiki.pine64.org/wiki/PineNote
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