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日本政府公式の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」がリリースされたので接種証明書を発行してみた


2021年12月20日、日本政府のデジタル庁が「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をiOSとAndroid向けに一般公開しました。2021年12月30日・31日に開催されるコミックマーケット99では入場の際にワクチン接種証明書の提示が求められることがすでに発表されており、将来的にイベントの参加や施設への入場に新型コロナワクチン接種証明書の提示を求められることも増えると予想されるので、実際に接種証明書を発行してみました。

新型コロナワクチン接種証明書アプリ |デジタル庁
https://www.digital.go.jp/policies/posts/vaccinecert

「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id1593815264

新型コロナワクチン接種証明書アプリ - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.digital.vrs.vpa

新型コロナワクチン接種証明書アプリ上で接種証明書を発行するためにはマイナンバーカードが、日本国外でも使える海外版の接種証明書を発行するにはマイナンバーカードパスポートが必須です。なお、マイナンバーカードあるいはパスポートに旧姓が併記されている、もしくはマイナンバーカードとパスポートで氏名表記が異なる場合はアプリで接種証明書を発行できないとのことなので、注意が必要。デジタル庁は旧姓併記で発行不可になる問題を改善する予定だと述べています。


また、新型コロナワクチン接種証明書アプリは日本政府が提供していますが、接種証明のデータは自治体ごとに管理されています。そのため、自治体によっては新型コロナワクチン接種証明書アプリに対応していないケースもあるので注意が必要。対応している自治体一覧は以下のPDFファイルからチェックできます。

・(PDFファイル)北海道地方、東北地方
・(PDFファイル)関東地方
・(PDFファイル)中部地方
・(PDFファイル)近畿地方
・(PDFファイル)中国地方、四国地方
・(PDFファイル)九州地方

今回はiOS版で接種証明書を発行するので、App Storeで「入手」をタップし、ダウンロードします。


インストールして起動するとこんな感じ。「次へ進む」をタップします。


「次へ進む」をタップ。


マイナンバーカードと発行時に登録した券面事項入力補助用暗証番号、パスポートを用意して、「次へ進む」をタップ。


発行される接種証明書は1自治体につき1枚です。「次へ進む」をタップ。


利用規約が表示されるので、「同意する」のチェックを入れ、「次へ進む」をタップします。


接種証明書は「日本国内用」と「海外用」があり、同時に2種類を発行することもできます。今回は「日本国内用」と「海外用」の両方を選択し、「次へ進む」をタップ。


マイナンバーカード発行時に登録した券面事項入力補助用暗証番号を入力して、「次へ進む」をタップします。なお、暗証番号の入力を3回連続で間違えるとロックがかかり、自治体の窓口で手続きしないと解除できなくなってしまうので、注意が必要です。


マイナンバーカードの上にiPhoneの上部を載せると、自動で読み取りが行われ、マイナンバーカードに書かれている氏名・生年月日・性別・住所が表示されます。「次へ進む」をタップ。


次に、iPhoneのカメラを使ってパスポートの読み取りを行います。「読み取り開始」をタップします。


カメラへのアクセスを要求されるので、「OK」をタップ。


オレンジ色の枠にパスポートのページを合わせて、10秒ほど待ちます。


すると、パスポートに書かれている氏名・旅券番号・生年月日・国籍が表示されるので、確認したら「次へ進む」をタップします。


ワクチン接種時に住んでいた都道府県と市町区村を選択して、「ワクチン接種記録を検索する」をタップします。なお、都道府県と市町区村はマイナンバーカードの情報から自動入力されるので、マイナンバーカードの住所とワクチン接種時の住所が変わっていなければそのままでOK。


ワクチン接種記録は瞬時に検索されて、アプリ上に氏名と接種回数、最終接種日と実施した自治体が表示されます。「発行する」をタップ。


すると、以下のように接種証明書が発行されました。赤い方が海外版で、青い方が日本国内版です。試しに海外版の接種証明書をタップしてみると……


接種証明書の情報が表示されます。接種証明書を読み取るためのQRコードはICAO VDS-NCSMART Health Cards(SHC)の2種類。


下にスクロールすると、接種年月日・ワクチンの種類・メーカー名・製品名・製造番号・接種国が表示されました。


日本国内版で表示されるQRコードはSHCのみ。また、日本国内版の接種証明書は氏名や生年月日を非表示にすることが可能です。


また、アプリの左上にあるハンバーガーアイコンをタップすると……


左側にメニューが表示されます。メニューにある「二次元コードを読み取る」では、スマートフォンのカメラで紙の接種証明書に記載されている2次元コードを読み取ることが可能です。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1i_yk

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