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NVIDIAによるArm買収差し止めを連邦取引委員会が求め提訴


イノベーション阻害につながる可能性を指摘されているチップメーカー・NVIDIAによる半導体設計企業・Armの買収について、アメリカの連邦取引委員会(FTC)が買収差し止めの訴えを起こしました。

FTC Sues to Block $40 Billion Semiconductor Chip Merger | Federal Trade Commission
https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2021/12/ftc-sues-block-40-billion-semiconductor-chip-merger


Armは「一般人にはあまり知られていない大成功企業」で、2016年からソフトバンクグループの傘下となっていましたが、2020年にチップメーカー・NVIDIAが買収しました。

ソフトバンクが約4兆2000億円でArmをNVIDIAに売却 - GIGAZINE


NVIDIAによる買収は、取引が成立する前から「業界全体の停滞につながる」「技術独占を生み出す」と懸念されていて、2021年4月、イギリス政府が「国家安全保障上の懸念」を理由として事態に介入しています。

約4兆2000億円が動いたNVIDIAのArm買収にイギリス政府が「国家安全保障上の懸念」を理由に介入 - GIGAZINE

by htomari

FTCは買収阻止のため提訴を行った理由を「最大手チップ企業の1つが、ライバルも利用する技術や設計を支配することになり、革新的な次世代技術を阻害する手段と動機を持つことになる」と述べました。

欧州委員会での行政訴状発行についての投票は4対0で「発行する」となり、行政裁判が2022年8月9日から始まる予定となっています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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