一般相対性理論の起源が記された「アインシュタイン-ベッソ手稿」がオークションに登場
現代科学にとって最も重要な理論の1つである「一般相対性理論」の起源が記されている、アルバート・アインシュタインとミケーレ・ベッソによる54ページの手稿がクリスティーズのオークションに出品されることになりました。アインシュタインの自筆原稿は時々オークションに登場しますが、今回の手稿は特に価値があるものと考えられています。
The Einstein-Besso Manuscript - The Exception Sale
https://www.christies.com/en/auction/the-exceptional-sale-29229/Viewing room
Rare Einstein manuscript is 'most valuable' ever to come to auction | Live Science
https://www.livescience.com/rare-einstein-relativity-manuscript-auction
Rare Einstein manuscript set to fetch millions
https://phys.org/news/2021-11-rare-einstein-manuscript-millions.html
手稿はさまざまな種類の紙に描かれていますが、大きさはおおむね273mm×212mm。アインシュタイン執筆部分が26ページ、ベッソ執筆部分が25ページで、残りの3ページは共同執筆です。なお、各自の執筆部分にもそれぞれが注釈などを入れています。
もともとは56ページの手稿ですが、16ページ・17ページに相当する部分はベッソによって破り取られているため抜けています。この部分は、すでに他の個人コレクションになっているとのこと。
「アインシュタインの直筆」という品は世間に出回ることがあり、たとえば2021年5月には「E=mc²」を含む手紙が1億3000万円で落札されていますが、1919年以前のアインシュタイン直筆の科学的資料が出てくるのはまれだそうです。
アインシュタイン直筆の「E=mc²」が約1億3000万円で落札される - GIGAZINE
クリスティーズは落札価格を240万ドル(2億7600万円)から350万ドル(約4億円)と予想しています。
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