ネットサービス

Twitterが開発者アカウント登録の簡易化や「API v2」を主要なAPIにするなどの変更を実施


Twitterが2021年11月15日に開発者プラットフォームの公式ブログを更新し、開発者がより自由にTwitterを基にしたアプリを構築できるように、いくつかの変更を実施したことを発表しました。新たな変更により、開発者アカウントの登録が以前より簡易になったほか、2020年8月にリリースされたサードパーティー向けAPI「Twitter API v2」がデフォルトのAPIになりました。

新しい開発者プラットフォームでTwitterの未来を構築
https://blog.twitter.com/developer/ja_jp/topics/community/2021/build-whats-next-with-the-new-twitter-developer-platform

Twitter makes big changes for devs as it eyes decentralized future - The Verge
https://www.theverge.com/2021/11/15/22779149/twitter-api-version-2-official-decentralized

Twitterが2020年8月にリリースしたサードパーティー向けのAPIである「API v2」は、従来の「API v1.1」に存在した制限が緩和され、「会話スレッド」「ツイートにアンケートを投稿する機能」「ツイートのピン留め(トップに固定)」「スパムフィルタリング」に関する機能などが盛り込まれました。その後も「スペースの検索」や「『いいね』などのデータへのアクセス」などの機能が追加され、徐々にAPIの機能が拡充されています。

Twitterがサードパーティ向け新API「Twitter API v2」をリリース、これまで3分割されていたAPIが統合され面倒な移行が不要に - GIGAZINE


そして11月15日、Twitterは開発者プラットフォームに新たなアップデートを加え、ついにAPI v2を正式にTwitterの主要なAPIにすることを発表しました。API v1.1で構築された既存のアプリケーションはAPI v2でも全面的にサポートされますが、API v1.1の利用は重要なバグへの対処のみサポートされるとのこと。また、API v1.1の有料バージョンを使用している開発者がAPI v2へスムーズに移行できるように努めるとのことです。

また、TwitterはAPIを利用する開発者アカウントの登録を容易にし、より手軽に開発をスタートできるようにする変更も実施しています。新たに用意された「Essential access(エッセンシャルアクセス)」アカウントでは、開発者は手動の承認プロセスを経ずに無料で登録が可能であり、サインアップと同時にAPI v2にアクセスできます。Twitterのプロダクト・マネジメント・ディレクターを務めるAmir Shevat氏は、従来の開発者アカウントの開設には数時間~数日ほどかかるのに対し、Essential accessはわずか数秒で開設可能だと述べています。Essential accessではアプリケーションの開発環境が与えられ、1か月あたり50万ツイートの取得が可能だそうで、本番環境ではないものの開発者の初期ニーズを満たしているとのこと。


もう1つの開発者アカウントが「Elevated access(高度なアクセス)」であり、こちらは開発環境・ステージング環境・本番環境の3つを提供し、1か月当たり200万ツイートを取得できるとのこと。すでにAPI v2を利用している開発者の場合、プロジェクトは自動でElevated accessにアップグレードされますが、まだAPI v2を使っていない開発者は申請プロセスを経て開設する必要があります。

Twitterはプレスリリースの中で、「Twitterの開発者コミュニティの皆さんが、Twitterを活用した技術革新で未来を切り開いてくれることを願っています」と述べ、多くの開発者がAPIを使ってさまざまなアプリやサービスを立ち上げていることに言及しています。さらに、新たな技術開発を促進するため、Twitterのコア機能を使う構築方法の一部を制限したりアプリがサポートできる人数を制限したりする文言を、デベロッパーポリシーから削除したことも報告しています。


Shevat氏は海外メディアのThe Vergeに対し、一連の変更はサードパーティーの開発者がTwitterに基づいてアプリやエクスペリエンスを構築できる、「分散型のプラットフォームになる」という目標に向けたステップだと述べています。

サードパーティーの開発者による開発作業を促進することは、Twitterが企業として開発できないアプリやエクスペリエンスの構築を可能にするとのこと。Shevat氏は例として、ベジタリアンの開発者が「肉に関する不快なコンテンツを避けられるアルゴリズム」を開発した事例を挙げています。このように、Twitterが分散型のプラットフォームになることで、iOSやAndroidのように多様なアプリや機能が登場することを望んでいると主張しました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
TwitterのAPIがアップデートされ「いいね」などのデータにアクセス可能に - GIGAZINE

TwitterがAPIをアップデート、外部からスペースの検索が可能に - GIGAZINE

Twitterがサードパーティ向け新API「Twitter API v2」をリリース、これまで3分割されていたAPIが統合され面倒な移行が不要に - GIGAZINE

Twitterが無料で学術研究向けにツイートデータを提供することを発表 - GIGAZINE

Twitterの分散型ソーシャルメディアのオープン標準「bluesky」に暗号資産開発者がプロジェクトリーダーとして就任 - GIGAZINE

Twitterが広告なしで快適に記事が読める機能を「Twitter Blue」に追加 - GIGAZINE

Twitterのブラウザ版がついに「サムネ画像の縦長表示」に対応 - GIGAZINE

Twitterでリアルタイムに会話できる「スペース」がついに誰でも作成可能に - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article here.